2017年12月13日水曜日

オリエント急行殺人事件☆☆☆☆

2017年12月13日 オリエント急行殺人事件☆☆☆☆

1974年の名作映画がありますからね.否定的な批評も「1974年版と何が違う?」だったし.
でもね,やっぱり今の旬な俳優が出てるから,定期的なリメイクは良いんじゃない.
で,この作品,ミシェル・ファイファーがいい仕事してます.泣かせます.
ストーリーはバレバレですね.「全員が犯人」で理由が理由だけにポアロも「犯人は逃げた」と報告します.
松本清張や横溝正史みたいに「なぞ解き」より「ドロドロした人間関係」が重要な作品です.中二病のセルヒィ・ポルーニンが「中二病役」で出てます.
65mm panavisionで撮影したようですが,最近はフィルムの質が良いので,意味ないような気がします.
で,ケネス・ブラナーの次作は「ナイル殺人事件」らしいです.これもピーター・ユスティノフ,ミア・ファローで映画化されてましたね.この作品「自演」がネタです.

2017年12月3日日曜日

ばらの騎士☆☆☆☆☆

2017年12月3日 ばらの騎士☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

元帥夫人・・・・・・・・・・リカルダ・メルベート
オクタヴィアン・・・・・・・ステファニー・アタナソフ
ゾフィー・・・・・・・・・・ゴルダ・シュルツ
オックス・・・・・・・・・・ユルゲン・リン
指揮・・・・・・・・・・・・ウルフ・シルマー
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

舞台は生物.同じ演目,出演者であっても,毎回感動できるとは限らない.
ほぼ同じメンバーで上演された前回は,楽しめたものの,感動ではなかった.今日は違う.ものすごい感動.
マルシャリンは「自分がもう若くはない」(といっても三十代始め)オクタヴィアンは「女装した男子」
一幕の幕切れ,雨が降り始め窓ガラスを濡らす,オクタヴィアンが去った後,マルシャリンはタバコに火を付け物思いに耽る.いいシーンです.
一番はゾフィー(ウィーンならソフィー)のゴルダ・シュルツ.ピアノの声をフォルテの音量で出せる.ゾフィーのアリアは高音のピアニシモが多いのだけど,はっきり大きな声で聞こえるのに「あくまでもピアニシモ」の表現なのが凄い.
薔薇の献呈のシーン,二人がひと目で恋に落ちたのがわかる.
オックスの下品さも納得.
幕切れの三重唱の美しさ.
見たものだけが味わえた特権です.

2017年12月2日土曜日

KUBOクボ(字幕) 二本の弦の秘密☆☆☆☆☆

平成29年12月2日 KUBOクボ(字幕) 二本の弦の秘密☆☆☆☆☆

前回お台場に見に行った時,時間的には「吹替」「字幕」両方見られたのだけど,買い物もしたかったので「吹替」版だけ見てきました.
で,今回「字幕」版で見てきました.
で,結末を知っているだけに,始まったらすぐ涙.もちろんこのアニメは英語版が本来のもので,リップシンクも英語.見事にあってます.あとは日本語版とは微妙に違う言い回しが「納得」なのも.
この映画の例ではないけど,日本語では「お先にどうぞ」だけど,英語は「after you」これを「あなたの後に」と訳したら「意味不明」になる.
この映画でも「If you must blink, do it now」が「瞬きすらしてはならぬ」になっていたしお前を探していた」が「you are my quest」だったり吹替版を作った人たちの苦労と才能が解ってより感激したり.
どうでもいいけど,この作品名作ね.カルトになりそう.
あたくしにとっては「キサラギ」や「木更津キャッツアイ」がカルトだったけど.
上映館,相変わらず少ないけど,絶対見て!!
今日は新宿バルトに見に行ったのだけど,この映画館,1階にも発券機があって長蛇の列なんだけど,9階の発券機はガラガラです.まっすぐ9階に上がったほうが良いです.

2017年12月1日金曜日

全員死刑☆☆☆☆

2017年11月30日 全員死刑☆☆☆☆

ヤクザにも底辺ってあるのね.
で,その底辺ヤクザが,借金で首が回らなくなって,底辺低脳の次男を筆頭に,一家で近所の金貸し一家を殺すけど,現金は手に入らない.
頭悪いから死体は川に流すことしか思いつかない.
で,死体が見つかりあっさり逮捕.
あたくしの嫌いなDQN話なんだけど,あまりにも頭が悪くて,野生動物のドキュメンタリーを見ているような清々しい感覚.
実際の事件は九州で起こったらしいけど,映画の中では静岡あたりの訛りになっていますし,車のナンバーもあっちこっち寄せ集めで,実際の場所はわからないような感じに.
でも,原作が次男の手記なので,殺し方やその後の処理が実にリヤルです.

  • 金貸しの次男を殺した時,ものすごい痙攣を起こしたり,その後息を吹き返す
  • 金貸しの嫁に睡眠薬を盛ったときの妙な行動
  • 頭を打ち抜いた金貸し長男のゲイ仲間がなかなか絶命しないのでアイスピックで心臓を刺す
金貸しの次男や嫁は首絞めて殺すのですが,知識がないので窒息させている.だからなかなか死なない.
首を絞める時は頚動脈を閉めれば数分で意識を失うし,死ぬと思うのだけど.
で,捕まった後,この人殺し家族はあっさりと仲間割れして,結局全員死刑確定.
BGMが底辺ヤクザとは縁も縁もないクラシック音楽中心なのがまた面白い.
いやー清々しい作品です.

2017年11月26日日曜日

アッシジの聖フランチェスコ☆☆☆☆

2017年11月26日 アッシジの聖フランチェスコ☆☆☆☆ 於 サントリーホール

天使・・・・・・・・・・・・エメーケ・バラート
聖フランチェスコ・・・・・・ヴァンサン・ル・テクシエ
皮膚病患・・・・・・・・・・ペーター・ブロンダー
レオーネ・・・・・・・・・・フィリップ・アディス
マッセオ・・・・・・・・・・エド・ライオン
エリア・・・・・・・・・・・ジャン=ノエル・ブリアン
ベルナルド・・・・・・・・・妻屋秀和
シルヴェストロ・・・・・・・ジョン・ハオ
ルフィーノ・・・・・・・・・畠山 茂
オンド・マルトノ・・・・・・ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー 大矢素子 小川遥
合唱・・・・・・・・・・・・新国立劇場合唱団 びわ湖ホール声楽アンサンブル
指揮・・・・・・・・・・・・シルヴァン・カンブルラン
演奏・・・・・・・・・・・・読売日本交響楽団

見たかったのに,ボケーッとしてたら完売.「完売だよ」と呟いたら「戻り席出てるよ」でなんとかチケット入手.
と言っても興味があったのは3台のオンド・マルトノ.
えーっと「Brother sun and sister moon」でおなじみおフランス語では「サン・フランソワ」です.
ところがどっこい,面白い曲じゃないですか.メシアンだけあって「極彩色,満艦飾」のオケ,どすの聴いた超低音のオンド・マルトノ,楽しめました.
とにかくオケの色彩がきれい.あたくしは「共感覚」というものを持たないのですが,この音楽は「極彩色」なのがよくわかります.
シロフォン,マリンバ,ヴィブラフォン,グロッケンと言った鍵盤打楽器がメインのメロディーを受け持ちますが,これはメシアンお得意の「鳥の声」だそうで.
オンド・マルトノ(3台)が一般的な「ウィーンウィーン」な音だけではなく,まるでコントラバスクラか,コントラファゴットのような,じゃなきゃ虫の羽音のようなすごい音を出してました.
歌手はみんなうまかった.妻屋さん,この人この間,同じ読響で「ルサルカ」歌ったばかりだよ?なんでそんなに才能溢れるの?今日も見事でした.
この作品,初演は小澤征爾,オペラ・ガルニエでした.覚えてます.小澤征爾はとにかくヨーロッパで振る前に日本で予行演習(二期会とかで)したり,誰も結果を評価できないような作品(ウィーンの「ジョニーは演奏する」とか)を演奏したがるけど,この作品はメシアンの御指名らしい.
バスティーユの再演がカンブルランで,それ以降,最もこの作品を振った指揮者だとか.
オペラで見たい.

2017年11月23日木曜日

KUBOクボ 二本の弦の秘密☆☆☆☆☆

2017年11月23日 KUBOクボ 二本の弦の秘密☆☆☆☆☆

予告を見た段階で「見たい」気持ちはあったけど,とにかく公開館が少ない.
しかも公開している劇場の大部分が,東京だと多摩地区とか,見に行くのが困難.お台場まで行きました.
でも素晴らしい作品でした.英語圏(しかもあの,バカだらけのアメリカ)の人たちがこんなに美しいストーリーを作ることができるなんて.
日本と思われる国の,とある村に「クボ」と言う名の男の子と母親が逃げてきた.
クボは長じて三味線で折り紙を操り,物語を語ることを生業にしている.
母親は「常にお守りを身につけていること,父親の紋の付いた着物を着ること,夜は決して表に出ないこと」を約束させられる.
お盆の日,父親の霊を迎えたく,たまたま日が暮れるまで表にいたクボの前に現れたのは・・・・
いわゆるクレイアニメです(実際はもっと進化しているけど)実に美しい風景,表情豊かな人物,日本神話に有ってもおかしくない設定.どうやって調べたのか?
そして最後にわかる「二本の弦」の秘密.三味線なのになぜ二本?
音楽も三味線,尺八ベースですが,どことなく日本なあっさりとした音楽,何もかもが効果的です.
そして泣かせます.泣いてください.
公開館数が少ないので,無理しないでDVDまで待っても良いかな?是非お子様と.

2017年11月22日水曜日

ブチック

某テレビ番組で,古い雑誌を見るコーナーがあった.で,1970年代のファッション誌を見て,某雛壇低脳底辺芸人が「ブティックって当時はブチックって書いてたんだ」とバカにするような発言をした.
ヲイヲイ底辺くん.おフランス語のtiの音は「ティ」と「チ」の中間ぐらいの音なんだよ.
試しにGoogle翻訳で「boutique」と「ainsi soit-il」を聴いてみな!
「ブチーク」「アンスィソワチル」に聞こえるだろ?
むしろブチックのほうが原音に近いぐらいだ.(ブティックは英語音)
ファッション評論家の故大内順子さんは,頑に「ブチック」と発音していらした.
なんにもわからない低脳底辺が能書き垂らすんじゃないわよ!!

2017年11月20日月曜日

泥棒役者☆☆☆

2017年11月20日 泥棒役者☆☆☆

殆んど屋内で展開するまるで舞台劇のような映画,(もともと舞台劇だそうです)盗みに入った家に「住人がいた!来客があった!隣人が押しかけてきた!」で面白いのだけど,発端になるエピソードがDQNテイスト濃厚で底辺なので,いまいち乗り切れません.そこの部分に多少の工夫があればもう少し楽しめたと思います.
でも,関ジャニの丸山くんは見事に演じてるし,高畑充希も「やっぱり知ってたのね」がうまかったし.楽しめる映画です.

椿姫☆☆☆☆

2017年11月19日 椿姫☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ヴィオレッタ・・・・・・・・・イリーナ・ルング
アルフレード・・・・・・・・・アントニオ・ポーリ
ジェルモン・・・・・・・・・・ジョヴァンニ・メオーニ
指揮・・・・・・・・・・・・・リッカルド・フリッツァ
演奏・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

初演の時は全く感動できなかったようなきがするけど.今日は二幕で泣けました.歌手がみんな良かった.ルングはスラブ系の暗い声だけど,強弱がしっかり出せて,決して力業ではなかった.見た目もヴィオレッタだった.
アルフレードも特にイタリア声というわけではなかったけど,よく響いていた.
とにかく泣けた二幕でした.
あたくしのように人の道外れて生きている人間は,そもそも人並の幸せなんか求めちゃいないけど,ヴィオレッタはかろうじて掴みかける.そこへパパジェルモンが何かというと「神が私に言わせるのです」とキリスト教徒独特のトンデモ発言でヴィオレッタを貶める.そしてヴィオレッタはアルフレードを諦める.泣けます.
その点終幕の演出は????なのだけど.

2017年11月17日金曜日

IT/イット “それ”が見えたら、終わり

2017年11月17日 IT/イット “それ”が見えたら、終わり☆

アメリカ人とは友達になれない.
以上