2007年8月17日金曜日

世界屠畜紀行


出版社がもろ「アレ」だし,タイトルも「アレ」ですが,中身はあまり「アレ」ではありません.
東京はいわゆる部落差別が無いため,芝浦や一部の地域では解放同盟が必死に「差別廃止」運動をして差別を植えつけようとしてますが,基本的に相手のことを詮索するのは「無粋者」と考えるところですので,「好きにすれば?」とばかりに全く根付きません.うまく根付けば,例の奈良県のような美味しい利権が待っているのに残念ですね.
さて,この本では「世界中の屠畜を見てきたけど,屠畜業に対する差別はないよ」と言いたいのだろうけど,その他の差別がたーーーーくさんあるって事をばらしている,ちょっとお馬鹿な内容です.
半島では白丁や肉体労働に対する根強い差別が有名ですが,アラブ諸国でも芸人に対する差別がいまでもあるそうです.
で,芝浦の屠畜場が公営化するに当たって「いろいろとあった」当たりの事情も書いてあります.
あたくしは屠畜方法に興味があったので,面白く読みました.
あたくしが大学で習った頃,豚は電気でスタンしてたけど,今は炭酸ガスだそうです.
ちなみに,このシリーズは「アレ」な雑誌の連載だったそうです.

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