2007年11月3日土曜日

目玉名人会☆☆☆☆☆


2007年11月3日 目玉名人会☆☆☆☆☆ 於 原宿クエストホール
三遊亭小円歌
三遊亭圓歌

フジテレビ主催のホール落語.
常々「CDやDVD見てオペラやバレエが解った気になっちゃいけない」とは言っているくせに,生の落語は二度目でした.
へーー前座ってめくりはあるけど番組表には乗らないのか,へー前座って開演前から一席話すのか.三遊亭たん丈の「たらちね」で始まり.
なんて思ってたら早くも圓歌の登場.
小円歌の前に師匠かよ.
歴代の落語協会会長をおちょくった創作落語で大いに笑わせる.本当に生で見る圓歌は面白いし,「一期一会」と言われるように,観客との相性も重要だけど,今日,クエストホールに集まった観客は本当の落語好きのようだった.最近寄席に集まる客はいわゆる漫才ブーム目当てなので,むしろ古典落語で滑ることがあると,圓歌師匠も嘆いてました.
高座,前座は仏教用語から.二つ目は昇進の時,ダルマに目を入れるから,真打ちは,電気のない時代ロウソクを立てて落語をして,追い出し太鼓の後に真打ちが「ロウソクの芯を打つ」ところから来ているそうです.

その後,小円歌姐さんによる「両国風景」
小円歌姐さんの漫談は目線や顔使いが多いから,ポッドキャストで聞いていると,何がおかしいのかよく分からないことがあるのだけど,粋な江戸っ子の話芸を今日は堪能させて貰いました.
そして,次が塚越孝との対談.
都家かつ江と,自分のお手つきだった三味線漫談家の芸を引き継ぐために小円歌を育てたとか,小円歌に悪い虫が付かないように,自分のお手つきと思わせた話し.小学校の時の同級生が小川宏で,二人して吃音.それが,次にあったときはかたやNHKのアナウンサー,方や落語家.小川宏がうつ病の時,「死にたい」と電話が,「とっとと死んじまえ」と言ったら「あいつに言われる筋合い無い」と回復した話しなどを面白おかしく話してくれました.
そして真打ち登場で「中沢家の人々」.何回聞いても面白いし,転げ回るぐらい笑いました.
最後はほろりと締めて,流石は名人!
まー近頃こんなに楽しい思いをしたことありません.
これからは落語にも通うことにします.

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