2007年11月23日金曜日

追悼ベジャール

本格的にバレエを見るようになって数年しかたたないけど,決してバレエと無縁だったわけではない.
1977年公開の「愛と喝采の日々」は今でもDVDで見るし,当時からほとんどの演目を知っていたのだから,けっこうなバレエ通だったと思う.この映画で唯一知らなかったのはオープニングの「ラ・バヤデール」影の王国だけど,この演目自体が1980年以降に西側でポピュラーになったのだから,当時知らなくても不思議はない.
1981年の「愛と哀しみのボレロ」もバレエ映画,それもヌレエフの亡命をテーマにした映画だった.ジョルジュ・ドンが出てた.ベジャールとの出会いもこの映画だった.「わ,何?すごい,このバレエ」と思う人もいたかもしれないけど,あたくしは「こんなのバレエじゃない」としか感じなかった.この映画で感心したのはファニー・アルダンだけ.
そのベジャールが亡くなった.ジョルジュ・ドンがエイズで死に,ヌレエフもエイズで死に,一番長生きしたのがベジャール.
プティパ命のあたくし,アシュトンと一部のバランシンは許せるけど,ノイマイヤー,ベジャール,全く解りません.
なぜかナチョ・デュアトは解るけど.
ベジャールが亡くなっても・・・関係ないよ.
あたくしの人生,多分一生ベジャールとは関わらないと思います.

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