2007年12月5日水曜日

キエフバレエ ライモンダ ☆☆☆☆

2007年12月5日 キエフバレエ ライモンダ☆☆☆☆ 於 オーチャードホール
ライモンダ・・・・・・・・・・・・・田北志のぶ
ジャン・ド・ブリエンヌ・・・・・・・セルギイ・シドルスキー
アブデラフマン・・・・・・・・・・・イーゴリ・コルプ
ベルナール・・・・・・・・・・・・・菅野英男
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・ヴォロディミル・コジュハル
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
まず,グラズノフの音楽をきれいに聴かせてくれたオケと美しい装置に星を上げます.
フィリピエワが怪我でドタキャンし,キャスト表の変更もままならぬまま田北さんが主役で踊ります.
美貌の点では,ん〜〜〜かもしれないけど,プロポーションも良く,きれいに足も上がってましたが,なにかと不安定.ジャンも同じ.
ライモンダの登場は花を拾うのではなく,ローズアダージオのようにターンしながら受け取るのだけど,花を落としたり,パ・ド・ブレでよろめいたり.ジャンはリフトが不安.
最後のヴァリアシオンは,完璧ロシア式の手を叩くとき音を出さないタイプ.
序曲の変わりにアダージオが流れ,白い貴婦人が黒衣にリフトされながら出てくるプロローグからはじまります.一幕はズーッとロマンティックチュチュです.白のベールと赤のベール,青の照明と赤の照明でジャンとアブデラフマンを暗示します.
夢の場が「夢じゃないじゃん」とかベールのヴァリアシオンが無かったり,??な部分もありましたが,美しさでは新国ヴァーションと同じくらい.
ルジマトフの代理,コルプは美しすぎるけど,踊りで野蛮なアブデラフマンをうまく演じてました.さすが!
ロシアのバレエ団の割りには,足の上がるダンサーが少なく,終幕のグランパで一斉に足を上げるところも田北さんが一番上がってましたし,その後のジャンの肩に肘を乗せて足を上げるところも,田北さんだけ180度になってました.チェルネンコならもっと上がったと思うけど.
ベルナールの菅野くん良くやってました.
きれいなプロダクションです,別のダンサーで見てみたい.
ところで,この曲,チェレスタ使ってないですね.鍵盤グロッケンのようでした.

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