2009年1月5日月曜日

K-20 怪人二十面相・伝☆☆☆☆☆

2009年1月5日 K-20怪人二十面相・伝☆☆☆☆☆
面白い!ありえねー,な訳ゃねー,な世界ですが,「第二次世界大戦を回避できた架空の世界の1949年の話」ですから,現実感無しでも時代設定強引でもOKです.アニメの名作「鉄コン筋クリート」を思わせる作品です.
抑えた色彩と,細かく作り込まれたCGは素晴らしいものがあります.日本のCGも進歩したな〜.
怪人二十面相にでっち上げられたサーカスの曲芸師が,明智小五郎と奇想天外な対決し,どんでん返しを繰り返しながら,結局は二世怪人二十面相を襲名するまでのお話です.
貧乏長屋の年増をうまく演じた高島礼子,空手もヘリコプターの操縦も「淑女の嗜み」と言い張るトンチンカンお嬢さまの松たか子が好演です.
もちろん主役の金城武は情けない役です.最後に格好付けるのがちょっと何だかな,ですが,やはりいい男です.
監督は長尺な映画をテンポ良くまとめてます.芸術性はありませんが,娯楽作としては,ピカイチの作品です.とても面白い,お薦めの作品です.
追記
映画の中に出てきたテスラーコイルってのは別に珍しいものではありません.一昔前までは普通に真空度の確認に使われてました.

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