2009年2月27日金曜日

坊やちゃん

さて,職場の新入社員の坊やちゃん,「憂国」のDVDを貸してあげるときに,BADIの最新号を見せてあげたら,食い入るように見始めた.グラビアから,DVD紹介のページに「そっから先は危ないから」と止めようとしたら「これ以上見るとボク戻れないような気がします」ですって.可愛いわね.進路指導のし甲斐があるわ.
Zap
なんか最近日テレのニュースがDQN化しているのよね.朝も夜も.「そんな情報を必要としているのは誰だ?報道して誰が喜ぶのか」な内容が多いのよ.
アカデミー外国語賞を取って舞い上がっている「監督のご両親」なんか見たくないし,石川遼くんの一生懸命だけど稚拙な英語を晒し者にして何が楽しいのか.もっとも,あたくしは変態毎日新聞系の丁BSとか朝鮮日報系のテレビ朝日とか産経系なのに鮮人ドラマが大好きでアナウンサーのDQN率が異常に高いフジテレビとかは見ないので分からないけど.
むしろ北朝鮮系のNHKのほうが見るわね.で,日テレのニュースがおかしいときはNHKに替えるのよ.受信料は払ってないけど.
Zap

2009年2月26日木曜日

レーシック

「安全安心」とか「失敗無し」とか言ってたレーシック.ここに来て突然のトラブルはなんなの?と思ったらやはりデスノートでした.
レーシックって「自ら受けた眼科医がほとんどいない」ので有名なのよ.
それと,レーシックやっている病院ってほとんど包茎手術専門のクリニックと経営が同じところだし.
つまり,未熟な医者の腕試しなのよね.この手の病院は「コンタクト25年説」とか怪しげなこと言うから気をつけましょう。あたくしなんか30年以上コンタクト使ってますから.
前にも書いたと思うけど,眼科医は症例集めたくてしょうがないから手術を勧めるけど,いつぞやのロシアみたいに20年後に失明続出という可能性もなきにしもあらず(無いとは思うけど)
おそらくきちんとした眼科医の元で受けるレーシックは,失敗も少ないだろうし,視力の安定も望めるのではないかしら.あちら側にいきそうになった坪田一男センセも自分の子供二人に手術したそうです.センセはいつだったか「価格が見極めるポイント.安すぎても高すぎてもダメ.術前に余計な希望を持たせるところもダメ」と言ってたわね.
センセの病院では両眼33万なので(5年ぐらい前は60万だった希ガス)それが基準かしら.それと「紹介割引キャンペーン」は要注意ね.
で,今回銀座眼科で手術を受けた患者ってのが見事にDQNなのよね.148000円よ.安すぎだろ,疑えよ!
DQNなだけあって問い合わせが殺到しているみたいね.「特に症状はないが大丈夫か」みたいなDQNな問い合わせらしいわ.ま,DQNというか情報弱者ね.テレビと携帯からしか情報が取れない.
ま,そのうちコルネアプラステイーになるでしょうから,レーシックもそんなに長くは続かないと思うけど.
坪田センセの話では,最近は「老眼対応レーシック」あるみたいね.

2009年2月25日水曜日

おひとりホテルの愉しみ

都内在住のあたくしも「おひとりで都内のホテル」良くやります.
最も多くの場合は「売り専のデリバリー」ですが.
日常とはちょっと違う時間を味わいたいときに都内の結構良いホテルの部屋を「一休」なんかで探した格安のパッケージで使うのは良い気分です.
今週末あたり会社の例の後輩を連れ込んで手込めに・・・おおおおおっと滅相もない.

大山崎山荘美術館

と言うわけで,京都まで.大山崎山荘美術館へ

何を見に行ったかというと,山口晃展です.前々から興味があった作家なのですが,まとまった展覧会がなかったので,やっと見られる!
京都からたったの15分ほどなのに,駅前の雰囲気は,東京なら高尾ぐらいローカルです.
駅前から送迎バスもありますが,歩いても直ぐです.ただ,急な坂道ですので,足腰に自身のない人は送迎バスを使うのも良いでしょう.駅前から10分ほど歩いてトンネルをくぐった先に,

大山崎山荘美術館があります.東京都庭園美術館みたいに元々は個人の邸宅でした.
加賀正太郎と言うボンボンが作った山荘で,このボンは南洋へ言っては蘭を集め,この山荘の温室で育種しました.
その蘭の様子は「蘭花譜」という版画集(復刻版がたったの50万円ほどで手に入ります)になっています.このあたりの経緯はNHKの特番で紹介されました.
戦後山荘は色々所有者が代わり,ニッカウヰスキーの設立に加賀正太郎が関わり,そのニッカウヰスキーがアサヒビールの子会社であったことから,時代が平成に変わる頃アサヒビールの所有になりました.
庭園美術館と同じで,ついさっきまで人が住んでいたのではと思わせる趣があります.
山口晃の作品はとにかく面白いです.
さて,京都駅に戻ってお昼ご飯.
この豪華さでたったの二千円でした.

2009年2月23日月曜日

憂国

無体な真似はしないで,生暖かく進路指導するつもりの新入社員,なんか妙になつかれて可愛いのだけど,ちょっと触発されて憂国のDVDなんか買っちゃいました.
「今度貸して下さい,感想も聞かせて下さい」というから「良いわよ」とは言ったけど,この作品おこちゃまには・・・・・・
ヒステリックなまでに三島の「同性愛」を憎んだ 瑤子夫人はこの作品も(決して同性愛の話ではないけど)忌み嫌い,全てのプリントを廃棄した.「ネガだけは残して欲しい」という関係者の要望で,ネガは茶箱に大量の乾燥剤と供に保管されていて,瑤子夫人の死後再発見され,DVD化されました.
あ,同じように死んだ亭主の作品に口うるさく言う人がいましたね.デボラ・マクミランだったかしら?

2009年2月22日日曜日

美術館はしご

まずは東京都庭園美術館へ
やっているのはこれ.ポワレと言えばファッションの帝王と呼ばれたクチュリエ,後期の作品はかなり逝っちゃっていたたらしく,晩年は悲惨であったということです.
この展示ではポワレ,フォルチュニィの作品多数と関連の作品が多く出展されてました.
参考として,クリノリン,バッフルスタイルもありました.
まー建物自体が展示品と言える美術館ですから.旧朝香宮邸です
その後,歩いて15分ほど,目黒川沿いの目黒区美術館へ.こちらでは「祝祭の衣装展  ロココ時代のフランス宮廷を中心に」が開催されています.展示品は神戸のファッション美術館の物のようです.庭園美術館の半券を持って行くと割引になります.
こちらもロココだけではなく,ナポレオンの皇后ジョセフィーヌの戴冠式衣装(再現)などがありました.
神戸のファッション美術館では4月からマダム・グレ展が開催されるようです.行きましょう.

2009年2月21日土曜日

お食事会

さて,バレエから帰った後は,今度は浅草へ.仲の良いオペラ仲間との月例お食事会.京は浅草の居酒屋へ.

ビールや焼酎を片手に色々つまんだ後は鍋へ

このお鍋のお出汁が最高に美味しい.

こうしてみていると,単なる味噌味の鍋にしか見えないけど,そんな単純な味ではありません.
当然ながら雑炊でしめました.
いやーーーー美味しかった.今日のお店を紹介してくれた友人夫妻(♂♂ですが)は本当に色々なお店を知っているんです.店長さんともお知り合いという事で,色々サービスして貰った上に「お友達価格」「えーーー嘘!」なお安いお会計でした.
いやー「持つべき物は質の良い友達」です.


エトワールへの道程☆☆☆

2009年2月21日 エトワールへの道程 新国立劇場バレエ研修所公演☆☆☆ 於 新国立劇場中劇場

しらゆき姫より
しらゆき姫・・・・・・・・・・・・山田 蘭
レックス王子・・・・・・・・・・・京當侑一籠
魔女・・・・・・・・・・・・・・・吉岡まな美
鏡の精・・・・・・・・・・・・・・小笠原一真

ライモンダグラン・パ・クラシック
ジャン・ド・ブリエンヌ・・・・・・マイレン・トレウバエフ
ライモンダ・・・・・・・・・・・・益田裕子

久しぶりに見るバレエ研修所の公演.しらゆき姫は,来月初演される作品のハイライト版.ダンスだけではなくセリフもあるシアトリカル・ダンス.
ゲスト参加,牧阿佐美バレヱ団の京當くんは,牧バレヱ団の公演でもそうだけど,サポートが不安定,汗かきすぎ.でもいい男だから許す.
音楽は福田一雄センセがこの作品のためにヨハン・シュトラウス二世の作品から編まれた物だけど,まるでこの作品のために作曲されたみたいにドンぴしゃなアレンジでした.
続いてのライモンダ,マイレンが研修生の益田さんを見事にエスコート.
さて,前回見た二期研修生は一人一人は見事に踊っていた物の,先輩たちの中に入ると途端に幼さが出たのに対し,4期,5期の研修生は舞台度胸が良いのか見劣りはしませんでした.
最もその幼さが目立った二期生に今や飛ぶ鳥を落とす勢いの八幡くんがいたわけで,当時から八幡くんが凄いと言っていたあたくしは,まーかなりの審美眼を持つ訳ね.
さて,最近の新国バレエ団公演で,妙にいい男が出ているのに,バレエ団のサイトに見あたらないのでなぜかしらと思っていたけど,牧阿佐美バレヱ団からのお手伝い,今勇也くんでした.今後注目します.(先日出待ちの時に見かけたのよね!)
明日が最後の公演だけど,終演後は涙涙なのかしら.研修生のみんな!応援してるわよ.

2009年2月20日金曜日

インチキ生キャラメル

あっちこっちで「加糖練乳で作る生キャラメル(風)」つーレシピを見かけたので早速真似してみました.

用意する物
  • 加糖練乳チューブ入り
  • 圧力鍋
作り方
  • 圧力鍋に水を入れ,チューブの加糖練乳をチューブごと入れる
  • 蓋をして加熱,おもりが回り始めたら35-40分加熱
  • 自然放冷して蓋を開け,冷水で冷ます.
試しに,市販のビスケットに塗りたくって,砕いたアーモンドをのせ,なんちゃってフロランタンにしてみましたが,美味しゅうございました.

2009年2月17日火曜日

少年メリケンサック☆☆☆☆☆

2009年2月17日 少年メリケンサック☆☆☆☆☆
クドカンとは言え,パンクロックがテーマだからついていけねーーと思ったのだけど,楽しめました.
レコード会社の崖っぷちOL「かんな」がネットの動画で見つけたパンクバンド「少年メリケンサック」,デビューさせようと探し回ると,その動画は25年前の解散コンサートのビデオと判明.当然メンバーは「オヤジ」なおかつ一名はヨイヨイ.
レコード会社の社長はホモだからメンバーの一人が(25年前は)イケメソだったから何としてもメジャーデビューさせようとする.
とりあえずツアーを開始する.その中で彼らの隠された人生が暴かれる,といってもクドカンですから全て脱力系.
かんなの恋人役,勝地 涼が優しさだけのダメ男を好演.この子はダメ人間やらせるとうまいねえ.
ボーカルのジミーは車椅子に乗ってほとんど痴呆老人,なのにメンバーのヤングに「あれ,ジミーさんずいぶん良くなったじゃない?」じゃあ今までどうだったんだ?
25年後のイケメソ,アキオ(佐藤浩市)はなにかというとかんなに「あんな男やめちまえ,チンコでかいのか?チンコでかいのか?」
とにかくクドカンですから,安心して脱力感を楽しめます.
ちょい役ででているのがスターリンのみちろう他という豪華版です.
若き日のアキオは「仮面ライダーカブト」の佐藤 智仁です. ハァハァ(;´Д`)…ハァハァ

2009年2月15日日曜日

ライモンダ☆☆☆☆☆

2009年2月15日 ライモンダ☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラハウス

ライモンダ・・・・・・・・・・・川村真樹
ジャン・ド・ブリエンヌ・・・・・碓氷悠太
アブデラクマン・・・・・・・・・冨川祐樹
クレメンス・・・・・・・・・・・寺田亜沙子
アンリエット・・・・・・・・・・堀口 純
ベランジュ・・・・・・・・・・・マイレン・トレウバエフ
ベルナール・・・・・・・・・・・芳賀 望
指揮・・・・・・・・・・・・・・オームズビー・ウィルキンス
演奏・・・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

碓氷悠太くん二度目の登場.
素晴らしかった.タッパがあり,華があり,技もあり,もう文句の付けようがありません.実に美しいジャンでした.
先日のザハロワが踊った振り付けがほとんどボリショイのグレゴローヴィッチ版だったのに対し,全く牧センセの振り付けです.だからライモンダの登場シーンは花を拾いながらですし,最後のピアノのヴァリアシオンはヌレエフ版に近い振り付けです.その他にも細かい違いはいくつもありました.
今日もコールドバレエはきれいでした.
終演後,生まれて初めて碓氷くんを訪ねて,出待ちをしましたが,振られてしまいました.たくさんのファンが待っていたのに・・・
小劇場で公演中森山開次もたくさんのファンに囲まれていました.
川村真樹さんにはサインをいただきました.

2009年2月14日土曜日

アルターボーイズ☆☆☆

2009年2月14日 アルターボーイズ☆☆☆ 於 新宿Face

フアン・・・・・・・・・・・・・・植木豪
ルーク・・・・・・・・・・・・・・田中ロウマ
マーク・・・・・・・・・・・・・・中河内雅貴
マシュー・・・・・・・・・・・・・東山義久
アブラハム・・・・・・・・・・・・良知真次

このミュージカルの情報をいつ見たのか覚えていないけど,タイトルが ハァハァ(;´Д`)…ハァハァ系だし(宗教が絡んだ男の子たちの物語って,いろんな意味で ハァハァ(;´Д`)…ハァハァだし)ムキムキマッチョの田中ロウマはじめ,若いお兄ちゃんたちの半裸が見られるからチケットを買っただけ.歌舞伎町に入るのは何十年ぶりかしら?胡散臭い雑居ビルの7階にあるライブハウスみたいなところでの上演です.
観客の半数以上は腐女子.色気無い,すっぴん係数高し.残りは宗教関係?組合員系はいないみたい.あたくしって場違い?
このミュージカル,オフブロードウェイでヒットしたので輸入したらしいけどはっきり言って「布教目的のテレビ伝道師系ミュージカル」です.だから登場人物は福音書の名前です.フアンはメキシコ人だからフアンです.
多分日本側の人たちが宗教に暗かったのじゃないかしら?この作品は,あくまで布教用の作品です.「聖歌」と「賛美歌」は違うんですよ,聖歌を歌うために賛美歌集を開く事はないのでは?このあたりあたくしも詳しくはないけど..
だから,「基本的に全員がキリスト教徒」のアメリカで上演する分には良いかもしれないけど,八百万の神々が跳梁跋扈する日本では「はあ??????」な内容が多かったように思います.進化という単語はタブーとか,なよなよ系のマークが自分の秘密を打ち明けると言うから「ゲイ?」と思ったら「僕は・・・・・・・カトリックなんだ」とか.腰砕けます.ま,カトリックじゃゲイの告白なんか出来ないでしょうね.
役者はみんな色気もあって歌もうまいし,演技もよろしい.ただ,ダンスだけは所詮素人芸?
そんな中,日本ではイマイチ弾けない田中ロウマは良い味出してました.彼も最近はBadiに出たり,自分の立ち位置を弁えるようになりましたね.平井堅並みにストレートという単語の似合わない人です.分厚い胸板,太い二の腕,足りないのはむだ毛かしら?(あたくし毛フェチですから)
舞台から3mほどのかぶりつき席だったので男の子の汗滴る体を充分に堪能できました.

終演後伊勢丹のデルレイでチョコレート買って,オニチョの,いつもお世話になっているお店,通称場末に届けてきました.

2009年2月13日金曜日

旭山動物園物語☆☆

2009年2月13日 旭山動物園物語☆☆

「寝ずの番」「次郎長三国志」と素晴らしい作品を見せてくれたマキノ雅彦監督の第三作が・・・・・何でこれなわけ?
「観客限に悩む動物園の,再生を目指す園長と職員の物語」と言えば頭に浮かぶステレオタイプな物語そのまま.なんの捻りもありません.
オフィシャルサイトを見る限り,お金に困っている監督が嫌々引き受けたやっつけ仕事とも思えません.
なんでこんな文科省特選な作品を作る必要があったのでしょう.
中学2年生以上の脳みそを持つと自負する気持ちがあるなら見ないほうが良いです.
小学生の団体観賞用映画です.

2009年2月12日木曜日

で,下流とは

ララピポで下流の皆さんにお目にかかれなかったけど,テレビのDQNメンタリーでものの見事に下流社会の実態が見られたわ.

どちらも「婚活」の番組だったのだけど,片や田舎の親父がシナ嫁を買いに行く話し,片や逝き遅れの話.

どちらも結婚できないのは「本人に問題あり」なの.

田舎の親父がシナ嫁を買うのはよくあることだけど,姑が膿家脳,親父はマザコンと最悪のパターン.そりゃ真っ当な日本人なら嫁には来ないわ.しかもこの家の回り中シナ嫁だらけ.お寺の住職から近所の親父からみんなシナ嫁.価格は一体500万円だそうです.

もう一人はシナ嫁斡旋所に良いように騙されるイリテラシーな親父.見た目ジジイだけど,あたくしより若い.

支那まで行って,会って三日目に婚約式.まともな人ならペット買うときだってもう少し時間かけるでしょ?

ま,本人が幸せなら良いのだけど,後で入管に呼び出されないようにしないとね.

確かに男性としても人間としてもあまりにも魅力が無いジジイ達だけど,田舎暮らしだと,素性はともかく嫁は必需品なのね.

もうひとつはいい年こいて「一人が寂しい」というアホ面ども.こいつらもキモイオヤジが多かったけど,一人が寂しいのは,何もすることが無いからじゃないのかしら?

あたくしがいつも言うように,人生において持つべきものは「質の良い友達」であって「品質はともかく人生の伴侶」ではないと思うけど.ま,このあたりは価値観ですからなんとも言えないけど.

孤独死する覚悟が無いなら「売れるうち買えるうち」に相手を見つけておきなさい.「年をとったから」なんていう言い訳は情けないだけよ.というかそういう情けないやつだから異性に嫌われるのよ.

2009年2月11日水曜日

ララピポ☆☆☆

2009年2月1日 ララピポ☆☆☆

「この世界には二種類の人間しかいない。一生地べたに這いつくばって生きる人間と、そこから抜け出し、高く高く昇りつめる人間」
その地べたに這いつくばっているはずの下流社会を描いた作品のはずが,どいつもこいつも妙に常識的で下流とは思えないのが残念.
貧乏人のくせに妙に良い生活してるし,本物の下流階級はもっと後ろ向きの生活していると思います.
下流階級を上から目線で笑ってやろうと思ってたあたくしには不満が残る作品でした.
役者たちはみな,良い演技でした.

ライモンダ☆☆☆☆☆

2009年2月10日 新国立劇場ライモンダ☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ライモンダ・・・・・・・・・・・スヴェトラーナ・ザハロワ
ジャン・ド・ブリエンヌ・・・・・デニス・マトヴィエンコ
アブデラクマン・・・・・・・・・森田トン健太郎
クレメンス・・・・・・・・・・・丸尾孝子
アンリエット・・・・・・・・・・西川貴子
ベランジュ・・・・・・・・・・・マイレン・トレウバエフ
ベルナール・・・・・・・・・・・冨川祐樹
指揮・・・・・・・・・・・・・・オームズビー・ウィルキンス
演奏・・・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

今日の公演を見なかった人は一生後悔するわ.先々週のシェスタコワが霞むような名演でした.
10年後のバレエファンに「ほら,あたくし2009年の新国ライモンダをザハロワで見たから」と言えるような名演です.
知人が何人か見に来ていましたが,揃って「今日のザハロワ凄くね?」でした.
一幕はかなり慎重に踊ってましたが,それが却って無駄なお姫様オーラ,足なら上がりますオーラを抑えていたので(実際は足が上がるのだけど)とても良かったです.
牧センセは初演後も細かい改訂をしているようで,前回「そこにその曲はおかしくね?」だったところも今回はありませんでした.しつこいぐらいにヴァリアシオンは踊っていたのに,曲の刈り込み具合がマールイよりも自然でしたので上演時間はそれほど変わりません.
一幕二場の夢のシーンへ持って行く演出,照明の美しさ,今世界で一番美しいライモンダではないでしょうか.
マールイと同じく「白の貴婦人」は出てきません.その分判りやすくなってます.
しいて言えば,アブデラクマンがあまりにも紳士なので「何も殺さなくてもいいじゃない」なところでしょうか?
ライモンダは多分,7つぐらいのヴァリを踊るのですが,登場のヴァリではボリショイ風の花を拾わない振り付けです.新国ダンサーが踊るときは花を拾います.ワルツは花輪を使いません.
コールドバレエの美しさが半端ではありません.物の見事に揃ってます.夢の場で20人の女性が等間隔でピケターンを決めるのは見ものです.
二幕のアブデラクマン,トン太郎くん,ザハロワをリフトしたまま階段で転けました.ヲイヲイ,ザハロワに怪我させたら,もう一度日露戦争が始まるぞ!ま,ザハロワに怪我もなく・・・
ザハロワとマトヴィエンコはまるで同じ角度の定規を背負っているように思えるほど全てのポーズがきまってました.
終幕のグラン・パ,ザハロワの最後のピアノのヴァリが始まったら,場内シーーーーーーン.
振り付けはボリショイですが,ピアノに合わせたこのヴァリの手を打つところだけは新国風にパチンを叩いてました.
その後は怒濤の拍手.
アポテオーズも省略しないで3時間の夢が終わりました.カーテンコールの長い事.
その後めりパパに拉致されて,オペラシティでちょいと一杯.
素晴らしい舞台を見た後は一人はいやよね.

2009年2月9日月曜日

ツーチャンネルの良識

ニュー速で見たのだけれど,変態侮日新聞の記事に「医者に質問しまくったらキレられた」と言うのがあったらしいの,変態侮日新聞の事だから,医療崩壊を狙っての捏造記事かもしれないけど.
そうしたらニュー速のレスはほとんどが医者擁護なのね.曰く「普通の医者なら最悪の場合も含めて,あらゆる想定を説明してくれる」とか.で,結局「その変態侮日新聞の記者が上から目線の喧嘩越しで質問したんじゃないか?」とか「DQNな質問したんだろ」とか.
実はこのスレタイは数日前から気づいていたんですが,医者を罵倒するようなDQNな書き込みが多いのじゃないかと思って避けてたんです.そうし たら「僻地医療について」のスレで「なかなかいいことが書いてある」とあったので呼んで見ました.ネラーのリテラシーと良識には頭が下がります.
結 局「素人のくせして生半可な知識を調べてきたDQN記者が「想定した答えに誘導できない」のでしつこく質問し」医者が「もう一度1から説明しましょう か?」と言ったことが気に食わなかったらしい.ま、あたくしだったら保険証見て変態侮日新聞関係者だったら「会話は記録させてもらいます」と言うわね.
Zap
そういえば,先日見たZedの劇場って舞浜って言う駅から行くのだけど,あそこには東京デズニーランドというものがあるわね.あたくしは一度し か行ってないのだけれど.で、あたくしはデズニーランドの楽しさがぜんぜん解らないの.何が楽しいの?おフランスのデズニーランドも行ったけど,こっちは もっと悲惨だったわね.だって,アメリカ人には珍しいのかもしれないけど,お城も池も本物が回りにあるのよ.うそ臭くて大笑いしちゃった.ま,おフランス のデズニーランドは空いているから,すべてのアトラクションを並ばずに乗れたのがよかったかしら?それも2回以上も.酒が飲めないのが悲しいけど.

2009年2月8日日曜日

Corteo☆☆☆☆☆

2009年2月8日 Cirque du soleile Corteo☆☆☆☆☆ 於 新ビッグトップ

常設のZedに慣れてしまうと,ドサ廻りのテント公演が不安に成ってしまうけど,全く問題ありませんでした.
年老いたクラウン,マウロが今際の際に思い出す自分の人生が走馬燈のように巡るというような内容になっています.
通常のCirque du soleile作品とは異なり,「言葉」の役割が大きくなっています.
円形の客席と円形のステージを真っ二つに分けるように紗幕が下りています.
いつもながらのクラウンによる客席いじりは,全出演者が登場する豪華版.照明が付くと舞台上にはベッドが.
オープニング,オペラ座の怪人を思わせるシャンデリアのアクロバットから.
狂言回しとして天使が空中を浮遊します.
ホワイトクラウンも出てきて,なんとなくフェリーニの「道化師」と「アマルコルド」の雰囲気が.
一番ウルウル来たのはドワーフのクラウネス,ヴァレンティーナのヘリウムダンス.ヘリウムの風船を付けて空中散歩で客席の上へ.日本人キャストが「両手で足を押してあげて下さい」本当に宇宙遊泳のようでかわいらしかったです.
他の演目よりドタバタが多かったり音楽物があったりそれなりに楽しめます.団長さん姿のロイヤル・ウィスラーはジョーン・サザランド並みの超絶技巧口笛を聴かせてくれます.
ま,仮設劇場の悲しさ,椅子が安っぽいとかお手洗いが仮設とか,でも楽しめます.

2009年2月7日土曜日

Zed☆☆☆☆☆

2009年2月7日 Cirque du Soleil Zed☆☆☆☆☆ 於 Cirque du Soleil theatre Tokio

いやーーー本当に面白い.今回はセンター後ろよりの席で見ました.どこの席で見ても面白い物は面白い.
今日は細かいミスがいくつか(バトンを落とす,I字バランスが乱れるなど)ありましたが,気になりませんでした.
もう夢見心地で帰って参りました.
もう何度か見たい作品です.

一月の田幸和歌子さん

昨日はコメントまでいただいちゃった「田幸和歌子」さんネタですが,アクセス解析したら昨日は特に「田幸さん」検索で来た人が多かったの.
Excite見たら分かったけどExciteBit一月の総合ランキングトップが田幸さんだったのね.でね,内容も田幸さんらしいDQN目線で微笑ましいわ「店員さんを呼ぶ言葉「すみません」に関する考察」って言うの.
どうも田幸さんの廻りの世界では「すみません」はI'm sorryでしかないのね.多分謝り続けの人生なのね.あのね,田幸さん,日本語の「すみません」にはExcuse meの意味もあるんですよ.そもそも謝る場合は「申し訳ありません」を使うから「すみません」で謝る事はあまりないけど.
それより,田幸さんがどういう類のお店に行くのか知らないけど,あたくしは基本的に「声を出して店員さんを呼ぶ」お店には行かないのよ.店員さんを呼ぶときは軽く手を挙げる,あくまでも顎の線より高くはしないで.勿論居酒屋では「すみませーーーん」を使う事もあるけど.
ま,半径2kmで考察しているところが田幸さんらしくて良いのだけど.

さて,今日明日とCirque du soleile三昧だわ.今日はこれからZedよ.ところでZedのCM変じゃね?どうも読んでる外人さんがアメリカ人なのか「ズィー・イー・ディーでZed」って言ってない?
あのねZってアルファベットは英語ではゼッドって発音するのよ.多分アメリカ人は知らないと思うけど.だからいちいち間違った読み方教えて貰わなくても分かるわよ.

2009年2月6日金曜日

ご無体

勤務先に昨年入った新入社員の坊やちゃん,ものすごく真面目で,礼儀正しくて,仕事もきちんとこなすいい子なのよ.

で,この子が絵に描いたようなオニチョ向けの容姿なの.BADIの表紙にでてくるような.

でね,本人おノンケのようなのだけど,「そっち系にもてるという自覚」は十分あるようで,実際痴漢にあったり,男の子に告白された経験はあるらしいの.

「女の子にもてるように筋トレして肉体改造したい」・・・・いいえそっち系組合員からもてるようになります.

「三島由紀夫が好きで,黒蜥蜴見に行きました」・・・・誤解されるような言動は慎みなさい.

いいえ,決して無体なまねはいたしませんが,本人の希望も考慮し,生暖かく適切に進路指導をしたいと思っています.

Zap

今,NHK教育テレビでパトリシア・プティボンのコンサート放映してます.

このコンサートの素晴らしさは,見に行った友人たちから散々聴かされたのだけど・・・・・・こんな面白いコンサートなら見れば良かった.

今年も来日するようですね,今度こそは聴きに,そして見にいきます.

彼女はデセイの「ラクメ」CDに参加していたらしいです.ちょい役で

DVDになっている10年ほど前,マルト・ケラーが演出したストラスブールの「カルメル会」で演じたコンスタンスが素晴らしかったのは覚えているのだけど.というか,この公演は歌手の演技がみな素晴らしかったのだけど.

2009年2月3日火曜日

レボリューショナリー・ロード☆☆

2009年2月3日 レボリューショナリー・ロード☆☆

まただよ.どうしてアメリカ映画って定期的に「登場人物が全部キチガイ」っていう話が出てくるのかしら?
ニュージャージーあたり(なのかしら?)の新興住宅地に住む中産階級のキチガイ夫婦が主人公.
主人公夫婦は片方がキレると片方がおろおろする,しばらくすると主客転倒して反対側がキレる,相手はおろおろの繰り返し.ところが物凄い喧嘩をしたあとにけろっと仲直りしたりする.
亭主はやたらと物に当たるキチガイ.女房は何の根拠もなく「パリへ行って暮らしましょ,あたしが働くから,あなたは自分を取り戻して」ってお前なにか展望持ってるのか?なおめでたいキチガイ
不動産屋の夫婦は「筋金入りのキチガイ息子」,なにせ本当に癲狂院に入っていたキチガイ息子を見せびらかしたくてしょうがないキチガイ夫婦.
近所の親友夫婦も情緒不安定気味の境界例キチガイ.
で,キチガイ亭主は会社を辞める直前に昇進が決まり,キチガイ嫁は無計画に妊娠.
最後に自分の手で中絶しようと思って無残に死亡.おめでとう!
退屈しないけど,あたくしには全然楽しめない映画でした.
ま,みなさん早く死んで下さいな映画です.
ディカプリオは米国の若いスターにしてはたるみきった貧相な体型が醜いです.

2009年2月1日日曜日

新国立劇場 こうもり☆☆☆☆☆

2009年2月1日 こうもり☆☆☆☆☆ 於新国立劇場オペラパレス

アイゼンシュタイン・・・・・・・・・・ヨハネス・マーティン・クレンツレ
ロザリンデ・・・・・・・・・・・・・・ノエミ・ナーデルマン
ファルケ・・・・・・・・・・・・・・・マルクス・ブリュック
アデーレ・・・・・・・・・・・・・・・オフェリア・サラ
オルロフスキー公・・・・・・・・・・・エリザベート・クールマン
フロッシュ・・・・・・・・・・・・・・フランツ・スラーダ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・・・アレクサンダー・ジョエル
演奏・・・・・・・・・・・・・・・・・東京交響楽団

このプロダクションの初演も見ているはずなのに何にも覚えてなかった.
今までに何十回見たか分からない「こうもり」,評価も辛口にならざるを得ない.歌手もほとんどが新国初登場.さあ,見せて貰うわ.
で.面白かった!素晴らしかった.このプロダクションってこんなに楽しかったっけ?
どいつもこいつも歌が素晴らしいだけじゃなくて演技がうまい.勿論一番はフロッシュだけど.
見ものはオルロフスキー公のクールマン,実に男前な演技でした.そう言えば初演の時はツィトコーワだったのね.だったらクールマンには次回のオクタヴィアンをお願い!
彼女のカーテンコールの時はピットからも物凄い拍手でした.
衣装はポール・ポアレかマドレーヌ・ビオネのようなエンパイアスタイル.紗幕で奥行きが狭いようなデザインなのに,幕が開くと物凄い遠近感.
同じ演目,同じ演出なのに歌手が違うとこうも違うのかと言うのは,今までにも何度か経験があるけど,今日の公演は本当に素晴らしかった.
歌手たちの小芝居も良かった.二幕の舞踏会でさりげなくアデーレのドレスの生地を確かめるロザリンデとか.
敢えて欲を言うなら,大晦日なりお正月なり特別の時に,二幕に思いっきり入れ事入れて見てみた行きもします.
同じメンバーでの再演が見たいです.