2009年4月3日金曜日

Chanel Pygmalion days☆☆☆☆

2009年4月3日Chanel Pygmalion days ☆☆☆☆ 於 Chanel Nexus Hall

シャネルが主催する,新人芸術家の支援コンサート,今回はヲカマの期待の星,ソプラノの小川里美ちゃんです.一時間ほどのミニコンサート.
しっかりシャネルにメールで応募して抽選で当たったのですが,里美ちゃんにメールしたら「言ってくださればご招待したのに」いいえ,あたくし,自腹自力が基本ですから(理代子お姉さんの時にはお力拝借しちゃったけど)
銀座シャネルビルの4階にあるNexus Hallでのコンサートです.このホール・・・・・・ピアノはそこそこ鳴るけど・・・・クラシック向きではないように思います.とにかく響かない.歌曲ぐらいならともかく,張り上げて余韻を楽しむような曲だとスカスカに聞こえます.とげとげしいところはなく,音自体は暖かいのですが.
今回のテーマはヴェリズモ.

チレア アドリアーナ・ルクヴルール 私は芸術家のしもべ 哀れな花
ジョルダーノ シベリア いいえ,たとえ想いが私の気持ちを苦しめるとしても

マスカーニ カヴァレリア 間奏曲
             ママも知るとおり
休憩
プッチーニ ラ・ボエーム ムゼッタのワルツ
      トスカ 歌に生き愛に生き
      マノン・レスコー 間奏曲
               ひとり寂しく捨てられて
      トゥーランドット この宮殿の中で
アンコール つばめ ドレッタの夢
      ジャンニ・スキッキ 私のお父さん(ポンテベッキオをシャネルに替えて)

ホールが響かないのにヴェリズモで,ビブラートがひとつでもぶれたらわかってしまうような危険な演目です.
もともとメッツォだった里美ちゃん,音域を伸ばしてソプラノに変更し,なおかつトゥーランドットみたいな超ヘビー級のロールまで歌うのは凄い事です.
でも,里美ちゃんの声質はヒステリックなトゥーランドットやワグナーを目指すより,ジェシー・ノーマンやレオンティン・プライスのような「ベルベットヴォイス」系のレパルトワールを目指すのが良いかも

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