2009年7月5日日曜日

エカテリーナ2世の四大ディナーセット☆☆☆☆☆

2009年7月5日 エカテリーナ2世の四大ディナーセット☆☆☆☆☆ 於 東京都庭園美術館

いやー,まだまだやってると思ってボケーーーっとしてたら,最終日.慌てて見に行きました.
デナーセットと言ってもカトラリーではなく,セルヴィスです.
つまり,陶磁器の一揃いです.
四大とは「英国,ドイツ,おフランス,お露西亜国」の有名な窯の作品群です.
マイセン,セーヴル,ウェッジウッド等々.一部カトラリーも混ざってますが,フォークは三枚刃です.
作品も素晴らしいけど,やはり庭園美術館の部屋に展示される事に大きな意味があると思います.
ずいぶん前にミュンヘンのレジデンツを見たとき,マイセンと同時に膨大な柿右衛門コレクションがあってびっくりしました.
で,いろいろ解説を読んでみると.東洋に出来て西洋に出来なかった真っ白な硬質磁器,それはカオリン鉱床の発見だったのですね.ザクセンは錬金術師に磁器製造を命じ,結局カオリン鉱床が見つかったのでマイセンの磁器を大量に生産し,巨額の富を得ていました.で,ザクセン王(当時は公または選定候?)は「ネタバレ禁止」のために,錬金術師を幽閉していたとか.
リモージュまでカオリンが発見されなかったおフランスでは軟質磁器が主流であったし,遂にカオリンが出なかった英国は,骨灰を使う,そうボーンチャイナが主流になりました.
日本は秀吉が朝鮮出兵の時に朝鮮の陶工を拉致してきたものの,陶工たちは日本国内ではそれなりの移動の制限等はあったけど,職人イコール賤業の朝鮮と異なり,職人は士分として優遇されたため,拉致されてきた陶工たちが一族郎党全て日本に呼び寄せてしまったので,朝鮮の磁器は廃れ,日本では伊万里やら久谷やら磁器が大量に生産されるようになったのよ.
昔から鮮人は馬鹿だったのね.

この展覧会,今後日本中をまわるらしいです.お近くに来たときはぜひご覧下さい.

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