2010年3月18日木曜日

染模様恩愛御書 -細川の血達磨-

染模様恩愛御書 -細川の血達磨-☆☆☆☆ 於 日生劇場

大川友右衛門・・・・・・・・・・市川 染五郎
印南数馬・・・・・・・・・・・・片岡 愛之助
横山図書・・・・・・・・・・・・市川 猿 弥
腰元あざみ・・・・・・・・・・・市川 春 猿
細川奥方照葉・・・・・・・・・・上村 吉 弥
細川越中守・・・・・・・・・・・市川 門之助


ドロドロとした因縁話.しかも衆道もの.
日生劇場も花道をつけられるんだ,すっぽんはないけど.さて,不憫カップルの某女社長とデエト.花道横のいい席でした.
石原さんも「非実存青少年条例」を決めるなら「この話から禁止しろ」と言うような話です.
浅草浅草寺ですれ違った友右衛門と数馬は,一目で恋いに落ち,数馬が細川のお殿様の小姓とわかると友右衛門も細川に仕官する.
二人の情事を最初は不義密通と断罪しようとしたお殿様も,友右衛門の「数馬の敵討ちの助けになるように」と言うことで二人を許す.
で,敵討ちは果たすのだけれど,お屋敷は火事に.東照権現からの書を燃やしては一大事というところで,友右衛門は張り切って書を探し出し,燃えないよう,腹を切って押し込む.
焼死体の友右衛門の腹からは書が見つかる.
ものすごい話ですが,最後は泣かせる終わり方になってました.
染五郎が素晴らしい階段落ちを見せてくれます.
愛之助はどちらかというと男臭いタイプですが前髪立てのショタをうまく演じてました.
くすぐりが多かったけど,ちょっと滑り気味かな?
幕切れの演出は良かった.

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