2010年6月30日水曜日

牧阿佐美の椿姫☆☆☆

2010年6月29日 牧阿佐美の椿姫☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

マルグリット・・・・・・・・・スヴェトラーナ・ザハロワ
アルマン・・・・・・・・・・・デニス・マトヴィエンコ
伯爵・・・・・・・・・・・・・ロバート・テューズリー
デュヴァル卿・・・・・・・・・森田健太郎

ん〜〜きれいな作品であるけれど,必然性が感じられない.何でこの作品でなくてはいけないのかが全くわからない.初演の時よりはうまく行っているとは思うけど.
音楽はベルリオーズだけど,作品の進行はまるっきり「トラヴィアータ」だし.とくにアルマン(どう見てもアルフレード)がマルグリット(同じくヴィオレッタ)の顔を札束で叩くところ,そこにデュヴァル卿(パパジェルモン)がでてくるところ,その他,頭の中で流れる音楽はヴェルディなのよね.でも,トラヴィアータなら泣けるけど,この作品じゃ泣けないのよ.おそらく,ザハロワが好きなのね.当たり前でしょ,ザハロワ前提であて書きしてるわけだし.でもね,だったら「トラヴィアータ」で良いじゃない?作品なの.<多分,将来ザハロワが引退するとと供にきえていく作品だとおもうので,そういう意味では見ておいて良かったかな?>キャラクテールのメヌエット,厚木三杏さんと吉本泰久くん,タランテラの八幡,小野,福田三名は良い踊りでした.この男子三人は共通して背が小さいけど,いわゆるかっとび系の踊りは切れ味もよく,よかったです.
この作品であたくしの新国2009-2010シーズンは終わりです.
マダムNとT会長にもお会いしましたが,マダムNはザハロワがお気に入らないようで,口角泡飛ばして批判してました.
マダム,会長,今度ウィーンへご一緒しましょうね!

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