2010年11月8日月曜日

芸大ミュージックフェスタ

芸大ミュージックフェスタ

2010年11月6日 芸大ミュージックフェスタ オンド・マルトノ 音のファンタジー☆☆☆☆☆ 於 東京芸術大学千住キャンパス

大矢素子・・・・・・・・・・オンド・マルトノ
・・・・・・・・・・・サン=サーンス 白鳥 原田節編
・・・・・・・・・・・バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ2番
・・・・・・・・・・・ミュライユ 南極征服
・・・・・・・・・・・ド・ラ・クロワ 素晴らしかったあの日々
・・・・・・・・・・・原田節 オリーブの雨

Macが入院してしまったので,iPadで下書きしました.
芸大の千住キャンパスで開かれるミュージックフェスタ。
珍しくオンド・マルトノの演奏会があったので行って来ました。
目の前1メートルの所にオンド・マルトノがある幸せな席に座れました。
オンディストは原田節のお弟子さんで,パリのコンセルバトワール,オンド・マルトノ科を主席で(つーか生徒がそんなにいるのか?)卒業したという方です.なんと,臨月近い妊婦さん.
さて,サン=サーンスの白鳥は、原田節の編曲なので旋律以外オリジナルの部分は残っていません。
次のバッハも同じようなもの、しかし、やはりクラシックの編曲はこの楽器には向いていないかも。
タムタム(PAISTE製)の入ったスピーカーが妙なびびり音を出したりして、違和感があります。
その点次の「南極征服」はオンド・マルトノの為に作られた曲なので,途轍もなく多彩な音色に仕上がっています.一般的なオンド・マルトノの曲が「ポルタメントの効いたオルガン曲」に過ぎないのに,この曲では「シンバルを叩くような音」「チェーンソウのエンジンがかかるときのような音」「チェレスタのアルペジオのような音」と今までオンド・マルトノでは聴いたことの無いような音色でした.ただ・・・・・胎教に悪そう.

次のシャンソンで原田節譲りの「歌」が少し入り,オリーブの雨では妙なパフォーマンスと中国民謡「東天紅」みたいな曲が混ざる,楽しい曲でした.

普通に聴けるオンド・マルトノというとメシアンの「トゥーランガリラ交響曲」やオネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」ぐらいしかないけれど.
芸大の千住キャンパスは,廃校になった小学校を再利用しているらしいですが,さすがは芸大,教室内を板張りにして,壁には反響版.スタインウェイのフルサイズが二台も置いてある教室でのコンサートでした.結構人が入っていたのにびっくり.

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