2012年3月14日水曜日

五街道四門三月双蝶々初夜☆☆☆☆☆

2012年3月14日 五街道四門三月双蝶々初夜☆☆☆☆☆ 於 日本橋劇場

序・・・・・・・・・桃月庵白酒
中・・・・・・・・・蜃気楼龍玉
權九郎殺し・・・・・五街道雲助
仲入り
下・・・・・・・・・隅田川馬石

道具仕立芝居噺と言うと林家正雀師が思い出されますが,雲助師も鰍沢を,はめもの入りで聞いたことがあります.
今回は花道と揚幕も使っての芝居話です. 噺家さんは「チリリン」と鳴り花道を通って高座へ.
序と中は通常の落語.その後一度定式幕が締まり,高座は取り払われ,緋毛氈だけ.雲助師匠が一人で權九郎殺しを演じます.照明を落とし,歌舞伎と同じように下座が鳴り,附け打ちが入ります.
膝立ちの動きと七五調のセリフはまるで歌舞伎.たいした演技力です.そして,權九郎を殺すと,足袋を脱ぎ,すっぽんあたりで尻端折り,頬かむりして,奥州へと放逐します.
さて,下の「雪の子別れ」では薄暗い照明の中,馬石師が出てきて演じます.もともと役者さんですからね.雪が降り,下座が鳴り,「芝居がかった」口演です.
いやー今回の落語会は一度も笑いませんでした.でも面白かったですよ.
落語って英語だと「story telling」なんですけど,まさにそんな感じでした.

終演後,水天宮前のホームに出たら,非常ベルのようなものが鳴り出しました.結構大きめの地震があった模様. 地下でしたのでほとんどわかりませんでしたし,電車も数分で動き始めました.TL上で色々情報が(公的なものも含めて)流れてきましたので,特に心配はしなかったのですが.

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