2012年10月27日土曜日

シルヴィア☆☆☆☆☆

2012年10月27日 シルヴィア☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス 

エロス・・・・・・・・・・・吉本泰久
ダイアナ・・・・・・・・・・湯川麻美子
オライオン・・・・・・・・・古川和則
シルヴィア・・・・・・・・・小野絢子
アミンタ・・・・・・・・・・福岡雄大
ジルベルトとジョルジュ・・・福田圭吾 八幡顕光
指揮・・・・・・・・・・・・ポール・マーフィー
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

新国バレエ団の作品で,美しいと思ったのはたくさんあります.感激して涙が出そうになった作品はそんなにありません.あたくしの場合「ペンギン・カフェ」がそれでしたが,シルヴィアもそうでした.
ドリーブの美しい音楽,ビントレーの美しい振り付け,判りやすいけど,バカバカしくは無いストーリー.とにかく綺麗です。装置,衣装,照明,音楽.
音楽的には,なんでこの作品がこんなにマイナーなんだと言うほど美しい曲です.ドリーブと言えばラクメの「鐘の歌」「花の二重唱」とコッペリアの「マズルカ」「ワルツ」そしてシルヴィアのいくつかの曲(一番有名なのはピチカートか?)ぐらいしか知られていませんがミンクスは良いとして,全く印象に残らないプーニの曲なんかより遙かに内容が濃いです.
幕が開くと,とある伯爵邸,結婚記念日のパーティーが開かれているけど,伯爵夫妻は倦怠期.伯爵は召使いと家庭教師の恋愛にも顔を突っ込もうとする,そして庭師がちょこっと仕込む.
スキンヘッドにピッチピチのタートルネックシャツにサングラスと言った「いかにも」なヲカマが二人出てきて,衣装を配り,仮装がはじまると・・・・・時代は神話の世界に.
結局なんだかんだあって収まるところに収まります.
さて,この曲,この時代の作品には珍しくサクソフォンが使われています.アドルフ・サックスが「サクソフォン」の特許を取ったのが1846年,シルヴィアは1876年ですから,かなり早い時期だと言えましょう.
と言うわけで,来週もう一度見に行くことにしました.
今日はNHKのカメラが5台ぐらい入ってました.カメラの廻り二十席ぐらい空けてしまうので勿体ないけど,この台数なら,全曲録画かな?

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