2013年6月30日日曜日

え?クロアチアが?

ここ数年旅行業界でのクロアチア人気は凄い物があります.旅行会社が出す新聞やチラシの広告にも必ず載っているぐらいです.でも,まだまだグループ旅行が中心で,個人ツアーはそれほど多くはないようです.
で,この間ラジオの番組でクロアチアの話が出て,若い頃からあちこち旅していると言う某評論家が,色々とクロアチアの魅力を述べた後「むしろ日本やアメリカより治安が良く」(゚Д゚)ハァ?日本は解るけど,アメリカと比較するのってクロアチアにケチ付けているのじゃない?ね,ね,教えて.ヨーロッパでアメリカより治安が悪い国ってあるの?最悪と言われるルーマニアやセルビアでもアメリカよりましでしょ?
一般の日本人は「アメリカ」と言うと「治安が悪い国の代表」と思うでしょ?そこより治安が良いと言うのは,誉め言葉じゃないと思うのだけど.
「欧米では」と言いながら「米」の事情しか知らないおバカと同じじゃないの.たしかにそいつの口からは「クロアチアはどこでも英語が通じる」って言う言葉は出なかったわね.
あたくしは一昨年,ほぼ一週間掛けてクロアチアを縦断したけど,いつも言うように,あたくしにとってクロアチアの魅力は

  • 風光明媚,山有り海有り世界遺産有り
  • 食べ物が美味しい.名産はトリュフ.海の向こうはイタリア
  • 人々がフレンドリー.市場へ行くとよく分かる
  • 治安が良い 平日の銀座より安全かしら?
  • どこへ行っても英語が通じる
  • 物価が安い
ことなんだけど.

2013年6月29日土曜日

夜叉ヶ池☆☆☆☆

2013年6月29日 夜叉ヶ池☆☆☆☆ 於 新国立劇場中劇場

白雪・・・・・・・・・・・腰越満美
百合・・・・・・・・・・・砂川涼子
晃・・・・・・・・・・・・西村 悟
学円・・・・・・・・・・・宮本益光
指揮・・・・・・・・・・・十束尚宏
演奏・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

毎度ながらの新国委嘱作品.珍しく「音楽」になっている作品.演出にもう少し工夫があれば面白かったかも.盆を回して場面展開だから,割と転換は早くできるか.
この作品は篠田正浩の映画でしか見た事は無いのだけど.この作品は封印されているとかでDVD化されていないはず.もっとも,契約でがんじがらめになって新作を作ることができない冨田勲を持ち出して,旧作だけの音楽で繋いだ「トンデモ音楽」と,無駄に豪華にラストシーンがイグアスの滝だったのは覚えているけど.当時やっと日本でも使われるようになったPanavisionのカメラを二台も使用したとか.
幕が開くと白雪が「剣が峰に会いたい」と我が儘.結髪はどう見ても「モンゴルの正装風」そして,百合達が出るというのは尤もな展開.
音楽はきれい.ツィマーマンのような雑音系ではなく,むしろ印象派の発展系のような音楽で心地よい感じ.ただし,日本語が乗ってこないのよね.なんか無理な日本語訳みたいな感じ.
映画だといきなり場面転換して姫様(ひーさま)と眷属のシーンになってもおかしくないけど,ここの転換も良い感じでした.
さて,最後に膿家な村人達が迫る中,百合は髪を解き(ジゼルか?)白雪の来歴を語り自害する.このシーン戯曲や映画では晃の台詞なのですが,これは有りでしょう.
さて,洪水のシーン,盆に載った奥舞台がそのまま奥へ流れながら沈む,実にスペクタクルなシーンなのですが,そこから後のシーンがちょっとお粗末かな.
最後の「お百合さん,お百合さん,一緒に唄をうたいましょうね」は感動的でした.
歌手がみんな演技もできているのが良かった.
愛怨以来久しぶりに「もう一度みたい演目」でした.

2013年6月23日日曜日

ドン・キホーテ☆☆☆☆☆

2013年6月22日 ドン・キホーテ☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパラス

キトリ・・・・・・・・・米沢 唯
バジル・・・・・・・・・福岡雄大
ドン・キホーテ・・・・・山本隆之
サンチョ・パンサ・・・・吉本泰久
森の女王・・・・・・・・厚木三杏
キューピッド・・・・・・竹田仁美
指揮・・・・・・・・・・アレクセイ・バクラン
演奏・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

芸監が変わってから,ゲストが減って団員だけの公演が増えたけど,今回のドン・キも団員だけの公演.ところがこれが凄かった.もちろん唯ちゃん,21世紀風のダンサーではありません.ザハロワやソーモワみたいに「足なら上がるわよーーーー」のタイプではないけど,十分なテクニックと表現力を持っているので,おきゃんな娘をうまく演じてました.雄大くんも片手リフトは見事に全て決めてたし,狂言自殺のシーンの演技も見事.毎度の事ながら,夢の場の美しいこと.照明が付いた瞬間ハーーーと言う声が聞こえました.
最後に雄大くんが,まさかのマネージュ.豪快でした.劇場中が息を吞みました.唯ちゃんが扇子のヴァリアシオンで扇子を持たなかったので,は??だったのですが,最後のフェッテで扇子を閉じたり開いたりしながらダブル込みで最後まで回りきりました.凄かった.ドン・キホーテの山本くん,最近は王子様よりキャラクテールが多いけど,楽しそうに演じてます.
すっかり感激して劇場を出て,知人と会う約束をしていたのでオペラシティで時間調節.HubでG&Tを嗜んでいたら,劇場の関係者とマエストロが来ました.思わず拍手をして,思い切りお礼を述べました.素晴らしいパフォーマンスをありがとうございます,と.

2013年6月20日木曜日

田舎は

某南東北の田舎で「電車」に乗ろうとしたら,割り込んで乗った小学生がいた「こらこら,降りる人が先,その後で順番に乗るのよ」と言おうと思ったが,田舎の人は「さっさと乗らない,とっとと降りない」からドアが開いてもだれも降りてこない.忘れた頃に大人数が降りてくる.そりゃ我先に乗りたくなるわけだ.都内でやったら,突き飛ばされるか蹴落とされるか.
南東北は「気象庁地磁気観測所」の関連で,「交流」でないと電車が走らせない.ところが交流電車はコストが思い切りかかるのでJR以外はほとんど使用していない.
だから南東北は「ディーゼル」ばかりが走っている.
ディーゼルは気象の変化には強いけど,加速がとろいので遅い.従って南東北で「電車(汽車)」に頼る生活をする人は少ない
こういう田舎者がたまに電車に乗ると上記のような迷惑行為を行う.
短大,大学で一度地元を離れた人はそれなりに順応しているけど,そうで無い人は,それこそ「東京スカイツリーに車で行く」ような非常識なことを平気でして,なおかつそれが以下に非常識かが理解できない「半径10kmで生活する」田舎者に成り下がってしまいます.
別に良いけど,田舎の高校の先生,しっかり躾しないと生徒が困る,学校の評判が落ちる,困ったことになりますよ.
ま,あたくしが困るわけじゃないけど.

巴里・オペラ座へようこそ ホフマン物語☆☆☆☆☆

2013年6月20日巴里・オペラ座へようこそ ライブビューイング ホフマン物語☆☆☆☆☆
オランピア・・・・・・・・ジェーン・アーチボルド
アントニア・・・・・・・・アナ・マリア・マルティネス
ジュリエッタ・・・・・・・ソフィ・コッシュ
ホフマン・・・・・・・・・ステファノ・セッコ
コシュニーユ ピティキナッチョ フランツ
・・・・・・・・・・・・・エリック・ユシュ
リンドルフ コッペリウス ダッペルトゥット ミラクル
・・・・・・・・・・・・・フランク・フェラーリ
ニクラウス・・・・・・・・ケイト・アルドリッチ
指揮・・・・・・・・・・・トマーシュ・ネトピル
演奏・・・・・・・・・・・パリオペラ座管弦楽団

あら,アントニアはこの間のバイエルンと同じ歌手だ.
やはり演出が面白かった.メタファーは「劇場」.それぞれの幕が「舞台」「ピット」「客席」になってます.
オランピア,この演出も演技が重要になってます.リモコンのオランピアが狂い始めると,ホフマンにまたがって腰を振ったり.最後は全裸,と言ってもマネキンのボディだけど.アーチボルドは名演技でした.歌ももちろん人形振りがお見事.
さて,二幕,舞台の床がピットで,指揮台やプルトが並んでいます.2メートルぐらい上にオペラ上の舞台がしつらえてあり.真ん中にプロンプターボックスその向こうに緞帳.
最後の三重唱は,アントニアのお母さんがパニエの張り出したロココなドレスで登場.最後はアントニアも舞台の上に上がり絶命.
ジュリエッタの幕は,裏表が逆になった緞帳が上がるとバルカローレ,舞台の上には客席が.だから緞帳が裏表.
ダイアモンドの歌も六重唱もありました.
この辺り,ホフマン物語の版はどうなっているのかよく分からない.バイエルンもパリも台詞はほとんど無い.
カンブルランのCDはセリフが無いけど,膨大なレチタチーヴォが入っていて冗長だし.
ま,初演の楽譜が焼失しているせいもあるけど.このプロダクションです.

2013年6月15日土曜日

イタメン

定年後の人生設計を考えるためのセミナーってのが,会社の主催であって,参加したのよ.参加資格は45才以上の社員.東日本全域から,配偶者込みで参加可.
内容は面白かったし,役にも立った.自分の勤めている会社の福利厚生が実にしっかりした物であると言うことも分かった.ところが,いたのよ・・・・・・まさかイタメン注)が.子連れそれも3才ぐらいの.やかましいダニ連れ.
そもそも45才以上って,そろそろ子育て終了って時期でしょ?結婚が遅かったのか,不妊サマだったのか知らないけど,なんでこういう大人の集まりにダニ連れで来るかね?
少なくとも黙らせろ.つーか都会では金さえ払えばシッターぐらいいくらでも雇えるんだから,どこかに預けろ!
つーか,その年でその子供って,そもそも人生設計間違ってないか?


イタメンとは,イクメンを気取るが,何か勘違いしていて痛い男.

2013年6月13日木曜日

帰ります.

S8に乗って空港へ


ちなみに,ミュンヘンのフランツーヨーゼフーシュトラウス空港のエスカレーターはほとんどが「シンドラーのリフト」でした.
お昼はホットドッグとヴァイスビール.
飛行機に乗ったらジントニック.
こんな食事でした.
ああ,また行きたい.

レジデンツ

この時期の欧州はアスパラガス以外にもう一つ楽しみが.

クロウタドリの声です.夕方から夜に掛けて,そして早朝,この声が聞こえます.
やっと晴れて,観光する気になる.
シュターツオーパー.
その後はレジデンツ博物館を.
花鳥風月を刻んだタペストリーが実に楽しい.
今日もアスパラガス.
デザートのアイスクリーム.
夜も
またアスパラガス.

ノイシュヴァンシュタイン

さて,観光案内所でノイシュヴァンシュタイン城やその他のお城へのコウチツアーはいくらでも申し込めますが,,前日たまたま前を通りがかったら「予約要らない,当日10時15分ここに集合,その場で支払いクレジットカード可」のツアーがあったので,こっちで行くことにしました.
ここです.
まずは29番線でKempten行きの列車に.
一緒になったのはカリフォルニア夫婦,インドネシア夫婦,オーストラリア夫人,ミスターブラジル( ハァハァ(;´Д`)…ハァハァ)
この車両はチャリを乗せられる車両です.

色々な駅を通って.
 Buchloeで乗り換えて
Füssen行きに乗り換え.
きれいな車両で,お手洗いもきれいでした.
関東平野の人間は,山を見るとワクワクします.
Füssenので降りたらバスに乗り換え
ホーエンシュヴァンガウへ.
ガイドさんが,こっそり教えてくれたショートカットは勾配がきついけど,かなり早くお城に着きます.
昔はここで行列したのですが,現在はチケットに入場番号と時間が書いてあって,その時間でないと改札を通れません.
お城の中は撮影禁止ですが,外を撮るのは許されてます.
降りてきたら,ちょっと一杯.
帰りはバスでロマンチック街道を進みます.



Weilheimから電車で戻る予定が,この時はあっちこっちで洪水があり,電車も不通区間があったりで,このままは帰れないとのこと.
結局バスでTutzingまで行き,ここが始発のS6で戻ることに.
その前に駅前で一服.


S6はもう入線してた.
 ルートビッヒ2世がなくなったStarnberg湖を通って.
結局こんなコースでした.

 市内に戻ったのは8時頃.今日もアスパラガス.

ニンフェンブルグ城

今回,メッセと重なっていたので,ミュンヘンのホテルを取るのは大変でした.いえね,金さえ払えばいくらでもあるのですが,ツーリストクラスのホテルがなかなか空いていない.特に,市の中心部は.やっと見つけたのは中央駅から電車で10分ほどの駅から徒歩10分というロケーション.目の前には中央駅まで走るトラムが走る(はず)でしたが,延伸工事中とかで運休中.代行運転のバスが出ていますが,大渋滞で動くのやら動かないのやら.しかたがないので駅まで歩いて市内へ出ていました.
空港から同じボックスに乗り合わせた老夫婦,ヨルダンでバカンスを過ごしたとか,がたまたま同じ駅で降りると解ると実に親切に電車の乗り方,切符の買い方を説明して下さいました.せ,せめてお名前を.
さて,ちょっとアクセスは悪いホテルですが,朝食の品揃えは,今まで泊まったどのドイツのホテルより豪華でした.



翌日,曇ってはいるものの,ほとんど雨は降っていないので,ニンフェンブルグ城へ.
まずは3日有効の乗り放題チケットを買って,中央駅へ,そして17番のトラムに乗ってニンフェンブルグへ.


20分ほどでニンフェンブルグ城停留所です.
降りたら戻る方向に振り向いて,右手に晋とお城の入り口です.
デカ!真ん中の建物でチケットを買って,まずはお城の見物
うとぅくしー.
今回は庭園にあるいくつかのパヴィリオンも見学できるセット券を購入.といっても10€ほど.
お庭には水鳥多数.
こんなところを歩いて,一つのパヴィリオンを訪ねるのに15分ぐらいずつ.
こんなのや
こんなのやら.
最後に馬車博物館

 これはルバードの調教中ですね.
 ピアッフェ
カプリオール
 中央駅へ戻って,駅構内のビストロへ
 喉を潤してから,お勧めのランチを訊くと「豚のローストが美味しいよ」とのことで頼んでみました.
でかい,美味い.ドイツの料理なんて馬鹿にしていたけど,ハムソーセージ以外でこんなに美味しいのは初めてでした.肉の中央は角煮のように柔らかく,分厚い皮はカリカリというかガリガリ齧る感じ.
 夜はもう一度市内に戻って,ラーツケラーでアスパラガス.
 前菜としてグラーシュスープ.
たっぷりのホワイトアスパラガスに,たっぷりのホランデーズソース.付け合わせのジャガイモも美味しい.