2013年8月1日木曜日

終戦のエンペラー☆☆☆

2013年8月1日 終戦のエンペラー☆☆☆

あたくしには,自分の命を犠牲にしてもお守り申し上げたいと思ったかたが,三人だけいました.先帝陛下と当今様と皇后陛下です.先帝陛下のことを考えると今でも涙がこぼれます.子供の頃は近衛文麿閣下が自死なさった荻窪の荻外荘近くに住んでいたこともありました.だから何となく身近な話なんですが.
プロデューサーが夏八木勲演じる関屋貞三郎の実孫,奈良橋陽子とその息子,野村祐人.でも,アメリカ人に解らせるためには恋愛映画にするしかないのね.
原爆が落とされ,日本は敗戦,そして厚木に降り立ったのはダグラス・マッカーサー元帥.1日おいてのトミー・リー・ジョーンズ.
恋愛映画のちゃらちゃらした部分をばっさり切れば,映像と良い,内容と良い,良い作品です.
先帝陛下大好きなあたくしは,陛下がマッカーサー元帥を訪問するシーンは嗚咽が止まりませんでした.
ご自身の意志を示すことを極度にためらった先帝陛下が,終戦に当たって御前会議で「連合国を信用する.同意するように」,そしてマッカーサーの前で「国民に罪はない」と必死で訴えかける.
なんだかんだと言って「天皇」を巻き込むと顔色が変わる日本人.米国のオバマ大統領も,当今陛下にお会いになったときは90度,身を屈めて礼をした.その写真で日本人がいっきにオバマ大統領に親近感と好感を持ったのも解る.

0 件のコメント: