2013年8月29日木曜日

はぁ,アイーダですか

9月に東京ドームで,アレーナ・ディ・ヴェローナの引っ越し公演をやる予定だったらしいけど,昨日中止のアナウンスがあった.主催は読売新聞,呼び屋はウドー音楽事務所.
Twitterでは「チケット売れてなかったのか?」「法則発動?」等の意見も出ていたけど,コアなオペラファンは随分前からニラヲチしてました.

  • 通常引っ越し公演だと3年前ぐらいから情報が漏れ始める
    人気歌手だとそれぐらい先まで予定が入っている.
    ところが突然湧いてきた公演.
  • 都内の地下鉄駅には大きなポスター.テレビではCM.でも盛り上がらない.
  • ヴェローナでアイーダを見てきた音楽評論家が,8/16のブログ記事で,日経新聞にこの公演の提灯記事を依頼され,原稿を提出したら「公演が延期になったので,掲載も延期」になったと書いてすぐ削除.
  • 音楽関係者からは「中止でしょ」「やらないでしょ」発言多数.
  • アイーダ役のチェドリンスのサイトに9月東京で歌う予定は入ってない.アラーニャのサイトには東京があったけど,いつの間にか削除.
  • JTBのチケットサイトには「主催者の都合により発売停止」ぴあやe+では発売中
    ところが23日までに,ぴあなども「販売枚数終了」で買えなくなる.
  • 26日頃まで当たり前のようにTVCM流れる.公式サイトは「夏期休業」を理由に更新無し.
  • 27日20時朝日新聞サイトに中止記事出る.
  • 27日22時読売新聞サイトに中止記事出る.
  • 28日午後公式サイトで中止記事出る.
  • 29日夕刊フジに顛末記事が乗るが,公式発表以上の内容は出てなかった.
ま,オペラファンは誰一人チケット買ってないから単純にニラヲチしてただけなんだけど,胡散臭さ満載の公演で,始めから「本当にくるのかよ?」だったわ.
ドームのオペラは前科があって,1989年頃に本物の象が出てくる公演があったのだけど,主役のリッチャレッリが1日だけ歌って「こんなところでは歌えない」とキャンセルして帰っちゃった.ま,その穴を埋めたのがバンブリーと言うことなので損はしてないと思うけど.どうも事前に細かい説明をしていなかったみたい.ま,あの当時色物上演できるホールなんて上野の文化会館とNHKホールぐらいしか無かったから.
読売アイーダは「平日ばかり3回公演」で10万人集める予定だったみたいだけど,9月19日は,演奏会形式とは言え「スカラ座」の「アイーダ全曲」がNHKホールで上演される.
普通に考えて,オペラファンはNHKホールに行くわね.
さらに,地方から「イベント」を楽しもうと思ってチケット手配した人は「ドタキャン」で航空券やホテルもキャンセルになるわけでしょ?こんなドタキャンじゃキャンセル料取られるんじゃ無い?
チケットの払い戻しは当たり前だけど,こういうのはどうするのかしら?
さらに,中止記事が朝日のほうが早いのもなんだかな????
クラシックのファンって無駄に高学歴で,英仏独伊露語のサイトだったら平気で読んじゃうから,日本語で情報出て無くても解っちゃうのよね.
数年前,新国の次期バレエ監督がビントレーになるってのも,一番早い情報はバーミンガムロイヤルバレエの英語サイトから2ちゃんねるに転載されたものだったわね.

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