2013年12月28日土曜日

キエフバレエ バヤデルカ☆☆☆☆

2013年12月27日 キエフバレエ バヤデルカ☆☆☆☆ 於 東京文化会館大ホール

ニキヤ・・・・・・・・・オリガ・ゴリッツァ
ソロル・・・・・・・・・ヤン・ヴァーニャ
ガムザッティ・・・・・・オリガ・キフィアク
ブロンズアイドル・・・・マクシム.コフトゥン
太鼓の踊り・・・・・・・エレーナ・フィリピエワ
指揮・・・・・・・・・・ミコラ・カザチェンコ
演奏・・・・・・・・・・ウクライナ国立歌劇場管弦楽団

客入ってね−.平日のソワレだからしかたがないかも知れないけど,1階の真ん中は埋まっている物の,RLは数人しかいない.2階以上も数えられそう.
まず,どのダンサーも背が高く,顔が小さくてとても綺麗なプロポーションをしている.日本人には出る幕が無いことがよく分かります.
寺院崩壊を省略して一本のバレエに仕立て上げるためなのか,演奏のテンポがかなり遅いです.全ての曲が.
演出はありきたりというか,装置を見ている限りどこのバレエ団か解らない程度に標準的です.
ソロル,長身で,かなり飛びます.ブロンズアイドルか?ニキヤ,きれいです.ブロンズアイドル,「跳びます跳びます」ガムザッティ,背中が硬いです .案の定イタリアン・フェテでは回りきれない.なんと,太鼓の踊りがフィリピエワです.
さて,影の坂下り,坂は一段しかありません.後は舞台上を行列するだけです. でも,奥の照明はブルー,手前は白で,非常に映える映像です.予算に限りがあるバレエ団ならこういう演出も良いかもしれません.
派手さは無いけど,そこそこ満足できる公演でした.

2013年12月23日月曜日

で,七面鳥

まず焼いて
  • そのまま食う
  • 残りの肉をグラタン
  • 骨をスープに
  • 骨から剥がした肉をサラダに
  • スープをミネストローネ風に
で食い尽くす予定.
七面鳥のウィッシュボーンが小さくてビクーリ.

三三五五四七スペシャル

三三五五四七スペシャル☆☆☆☆☆ 於 イイノホール

想い出トーク
お仲入り
妾馬
文七元結

三三が今年の春47都道府県を回る落語会をするのは知っていた.何しろ三三だから,チケットは争奪戦になるだろうと思い,参戦しなかった.今回その総集編をやるというので行った.この会も,今月初めに案内があって,今日開催と慌ただしいことこの上ない.幸いファンクラブの会員には優先予約期間があったので何とか取れた.やっぱり満席.
まず,1時間半ほどの想い出トーク.各地の写真や動画です.
Vになぜか出てくる談春師.おっと高座に本人が出てきました.「平和島の競艇で重要なレースがあるけど,特別観覧席は8:30に売り切れた.立ち見も何だから・・・・あ,そうか」って事で「10レースに間に合えば良いから」と登場.三三を弄る弄る.「三三に小三治師とは違う感性を植えつけたのは俺です.ま,「悪影響」と言いますが」とか.
落語というのは地域によって受け入れられ方がかなり違うようで,全く落語文化の無かった沖縄や,妙に落語が盛んな須坂とか,温度差も色々あるようです.
三三師も昇太師に負けず劣らずお城好きで,各地のお城の写真もあります.最も,三三師は「天守閣のある近世のお城」が好み,で昇太師は「山城,岡と窪みを見て喜ぶ変態」だとかで共通点は無いようです.
さて,本日はアンケート用紙に三三師が四七で口演した演目が書いてあり,聴きたい演目に投票する形で演目が決まります.
妾馬と文七元結で「重い作品が二つ」と言っていたけど,妾馬は八五郎が鶴に会うまでなので割とあっさり.文七元結はしっかり泣かせて貰いました.やっぱり三三はうまいよ.

2013年12月22日日曜日

くるみ割り人形☆☆☆☆☆

2013年12月21日 くるみ割り人形☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

金平糖・・・・・・・・・・・小野絢子
王子・・・・・・・・・・・・菅野英男
クララ・・・・・・・・・・・五月女 遙
ドロッセルマイヤー・・・・・山本隆之
トレパック・・・・・・・・・八幡顕光 福田圭吾 宇賀大将
指揮・・・・・・・・・・・・井田勝大
演奏・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

あらあら,ついにルースカヤ外しちゃいましたか.個人的には好きな踊りなんですが.
不評だった牧版のくるみも,よくよく見ればそこそこ良い作品じゃ無いですか?今のマリインスキー版なんて,踊りが ほとんどコンテですからね.
やっぱり八幡・福田のトレパックコンビは凄いです.飛ぶ跳ねる回る.この子達がもう少し背が高ければ王子様を・・・トホホ.八幡くんなんか研修生の時から「この子凄い」と応援していたので.
その後は渋谷のデモドリーヌの家でクリスマスパーテー.
 オギノのパテと
 今日はドゥ・マゴのパン.
 お刺身とか.
 あたくしの焼いたダンドとダンドのグラタン
 先日いただいた,ケーニヒスクローネのお菓子をデセールに.

2013年12月20日金曜日

ゼロ・グラビティ

2013年12月19日 ゼロ・グラビティ☆☆

SF映画だと思って観たらダメです.SF映画だと思って観たのでがっかりでした.
ハリウッド製ゴジラが「おフランスの核実験が原因」なように,人工衛星で事故が起きるのは「ロシアが衛星をジャンクした」から.
まず,主人公のライアン(男名前の女),宇宙飛行士としての訓練はメンタルも含めてされているはずなのに,徹頭徹尾パニック起こしまくり.理性より感情を優先,自ら災いを引き込む疫病神,結果として廻りに迷惑をかけるタイプ.
こういう女を見ていると,「飛行機が不時着したり山で遭難したら,救助を待つ前に,まずパニックを起こす女を始末するのが最優先」と思ってしまいます.
宇宙に放り投げ出され,同僚が自らの命を犠牲にしてまで助けようとするのに,その同僚を捕まえようとする,国際宇宙ステーションに逃げ込めば,火災を放置して結局爆発する始末.混信したアジア系言語に「聴いてるの?」とヒステリー.あのー世の中のかなりの人は英語がわからないのですが.
CG的にはとても良く出来てます.ひっくり返ったり,上下移動しても,髪の毛一つ重力に従うシーンはありません.でもね,サイエンスの部分で「酸素濃度1%」で行動するとか.通常酸素濃度10%切ったら即昏倒です.特に,息苦しさは血中CO2濃度が上がったときに起こることで,生物に「酸欠センサー」はありません.
絶望して「酸素を遮断して自殺」しようとするけど,苦しくて暴れると思います.そんなことより,窓を破って室内を真空にすれば,ほぼ即死出来るはず.
まーとにかく終始パニック起こしまくりでイライラする作品です.
スピルバーグの映画に耐えられる無神経さがあれば,楽しめると思います.
あたくしはスピルバーグの映画が大嫌いなので楽しめないでイライラしてました.

2013年12月17日火曜日

鑑定士と顔の無い依頼人

面白かったんですが,もう一度見ないと多分説明できません.「もう一度見る人割引」もあるみたいだし.
取りあえず保留.
そろそろ引退しても良い鑑定人,競売人ヴァージル,「親の資産を鑑定して欲しい」と依頼してきたのはアゴラフォビアで生粋の引きこもりクレア.
で,隠し部屋から壁越しにクレアと話す内に双方恋に墜ち,「ヒッキーやめます」
で,オートマタが絡んで最後は・・・・・・
映像と英語はきれいです.

2013年12月15日日曜日

七面鳥

ここ数年,今頃になると七面鳥を焼いています.
youtubeでFoodexの時に七面鳥を捌く動画があったので,試しにローストターキーを買ってきてやってみたら,結構簡単にできたので.その次からは自分で焼いてます.
今年はマリネ済み,焼くだけの七面鳥をこちらで買いました.4kgのもの.家庭用のオーブンではこれが限界でしょう.
さて,まずは解凍.野菜庫で二日ほど.その後1日休ませて,焼く当日朝出して,室温に戻します.さっと洗って水を拭き,お腹にはチンした冷凍チャーハンを摘めてホイルでくるんで,ポップアップタイマーを胸肉の厚いところに刺して.
 こんな感じで.焼き時間は通常1kg当たり1時間.
まずはホイルでくるんで130℃で3時間.
次にホイルを外して170℃で1時間.
 今回は50分でタイマーが出たので,そのまま20ほど放置.
解体したのがこれ.
今日は早速足を一本いただきました.

2013年12月9日月曜日

田舎のバスは〜オンボロ車

先日,新国でクリスマスツリーの写真を撮ったのだが,

こんなの.
気がついたらGoogleさんに勝手に加工されていた.


さて,あたくしは,とある田舎町に通勤しているのだが,田舎者相手は結構イライラする.
  • 他人と共有するいう概念が無い.
    人口密度が低くて無駄に道路が広いから,他人に道を譲るとか,互いに遠慮するとか言うことができない.傘かしげなんて絶対しない.だから傘も振り回して歩く.
    自販機で物を買ったらその自販機の前で振り向きもしないで飲み始める.次に買う人が後ろにいるかも知れないと言う発想が無い.
  • 公共の交通機関を使えない,使わない.
    「電車は降りる人が先」ができない.さっさと乗らない,とっとと降りない.4月の山手線に乗ったら降りられなくなるの確実.一度降りて後ろの人達を降ろすなんて高度な技,望むべくも無い.
  • 交通ルールがメチャクチャ
    こちらが右折,対向車線が直進なら直進が優先だから,やり過ごそうとすると,直進車が減速してしまう.毎回,どいつもこいつも.なんでか訊いたら「交通ルール守らないのが多いから,右折車が突然発進するかも知れないので,減速して様子を見る」のだそうだ.
    そんなだから右折は迷惑なのに,意地でも右折したがる奴が多い.「まっすぐ行ってあっちから回って戻ってきて左折したほうが早くない?」と思っても,後続が1km渋滞していても絶対右折したがる.
  • 女子は誰一人自分から動かない
    4人で電車に乗っていて,降りる駅についても,まず顔を見合わせて「どうするの?」と言う顔をしてからセーノで動く.
    男性から声をかけられたら(例え仕事でも)まず「モジモジ」しなければいけないらしい.普通に「はい,承知しました.後でコピーをお送りします」などと答えよう物なら「仕切りやさん」というあだ名を付けられる.
 追記:ツーチャンネルでハケーンしたけど,こういう田舎者の苛つく態度を「くねくねもじもじ」と呼ぶそうな.都会なら中学生以上がやったらグーパン物だけど,田舎だと50過ぎてもするんだと.あたくしが見たのは30過ぎぐらいのババア.
今日は会社の図書室で,新聞が何紙かあるのだけど,全国紙,経済誌,業界紙等々.全部1部しかないので,当然誰か読んでいれば他の人は読めない.通常なら一紙読んで,それを返して次のを読んで,返して次の新聞,と言うように読むわよね.
ところが,田舎者は,最新紙をごっそり持って行って,全部読んでから返すの.一紙当たり数分で,ヘッドラインのチェックぐらいらしいけど,何紙もあるから数十分他人が読めない状態になるの.イライラ.
さらに,田舎のマクドナルドはラブホ化していて,発情した中高生が人目をはばからずいちゃいちゃしている.他にレジャーが無いから繁殖行為に夢中になるのは解るが,マクドナルドで安く済ませようと言う根性が解らない.
ま,後しばらくの辛抱なんだけど.

2013年12月8日日曜日

ロマンティックバレエの世界☆☆☆☆☆

2013年12月8日 ロマンティックバレエの世界☆☆☆☆☆ 於 ニューオータニ美術館

大倉集古館は知ってたけど,ニューオータニにも美術館があったのね.で,兵庫県立芸術文化センターの薄井憲二バレエ・コレクション中心の展示です.
イタリアで生まれ,フランスで育ち,ロシアで花開いたバレエ,ロマンティック・バレエと言われる作品は多数あるものの,ロシアに疎開した「ジゼル」とデンマークにクローンが残った「ラ・シルフィード」以外は廃れてしまい,フランスもイギリスもバレエはキャバクラと化し,練習場はダンサーの品定めの場となり,劇場のボックスシートはダンサーとパトロンが契約をする場となった.当時はノーテーションが無かったので,ほんの数年上演が途絶えると,作品そのものが消えてしまうことも多々あった.比較的保存状態の良買ったロシアでも,グラン・パばかり踊られていたパキータはグラン・パ以外の部分が失われ,上演のたびに改訂が加わった海賊は,オリジナルの形すら解らない作品になり,かかわった作曲家だけで10名を越える.
そして,バレエ・リュスがパリに「ジゼル」を凱旋させ,人々はかつてジゼルという作品がパリで誕生したことを知った.
ロマンティックバレエの最初の作品は「悪魔ロベール」の「破戒尼僧の踊り」だという.マイヤーベアの作品は現在ほとんど上演されないが,現在の「破戒尼僧の踊り」はゾンビ感が強くて,見ていて気持ちいい物で無いことが多い.
その後ジゼルやラ・シルと言った「白いバレエ」が多数作られた.
その時代ポアント技法を完成させ,花形だったマリー・タリオーニとファニー・エルスラーを中心に展示されています.バレエのお好きな方はぜひ一度足を運んでみては?
その後はオーバカナルへ.
 目の前の清水谷公園は紅葉がきれい.

その後はお散歩



山王坂下の住宅地,昔,35年ほど前,ここに魚屋さんがあって,自家製の干物を吊していたような.当時からビルの谷間でした .


ホフマン物語☆☆☆☆☆

2013年12月7日 ホフマン物語☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

ホフマン・・・・・・・・・アルトゥーロ・チャコン=クルス
ニクラウス/ミューズ・・・アンジェラ・ブラウアー
オランピア・・・・・・・・幸田浩子
アントニア・・・・・・・・浜田理恵
ジュリエッタ・・・・・・・横山恵子
リンドルフ他・・・・・・・マーク・S・ドス
コシュニーユ他・・・・・・高橋 淳
指揮・・・・・・・・・・・フレデリック・シャスラン
演奏・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

今年三回目のホフマン物語..最初の再演は見逃しているので,初演以来の10年振りです.良く出来たプロダクションだと思います.ミュンヘンのは冗長,二期会のはシューダンス版で軽すぎる.
基本的にエーザー版ですが,所々シューダンス版を加えた折衷版ですが,台詞は殆どありません.明らかにシューダンス版なのは,「輝けダイアモンド」と「六重唱」ぐらいでしょうか.
版の問題も,あまり突き詰めるとブルックナーになってしまうし.シューダンス版とエーザー版があまりにも違うし,その後も新発見が続々あるわけで.
ま,いわゆる序曲と言われる部分は,どの版でも使われてますが,そもそもこれがオッフェンバックの物では無い.何を持ってオリジナルというのか?
最初のシーンでステッラが出てこないのですっきり物語に入れます.歌手がみんな凄かったです. 演出は意味不明の部分が多いのだけど,照明はきれいだし,三人の女性の誰かを「キチガイ」にする安易な演出では無いのが良いです.
最後のApoteoseも思い切り盛り上げて終わります.
 長丁場なので,幕間にちょっと軽食を.