2014年11月8日土曜日

眠れる森の美女☆☆☆☆☆

2014年11月8日 眠れる森の美女☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場オペラパレス

オーロラ姫・・・・・・・・・・・・米沢 唯
デジレ王子・・・・・・・・・・・・ワディム・ムンタギロフ
リラの精・・・・・・・・・・・・・瀬島五月
カラボス・・・・・・・・・・・・・本島美和
指揮・・・・・・・・・・・・・・・ギャヴィン・サザランド
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

七年ぶりの「眠り」,前回のマリインスキー版の上演権が切れたので,新国版の新制作.鬼が出るか蛇が出るか,不安もあったけれど,開けてみればあたくしの大好きな「超正統派クラシカル」振り付けもほとんどプティパ.
序曲の途中で幕が開くと,紗幕の向こうでカラボスとオーロラ.プロローグが始まるとまーーーーきれいな装置に衣装に照明.
奇をてらった演出はありません.王道を行く演出でプロローグは終了.
休憩
一幕,米沢唯ちゃんは小柄だけど,眠りに限って「小柄」が欠点にはなりません.4人の王子に今年入団の井澤駿くんがいましたが,まー久しぶりに「王子様」なのよ.美形でスタイルが良くてオーラがあって.
以前に何度かゲストで出た碓氷悠太くんも華やかだったけど,井澤くんはまさに「ダンスール・ノーブル」なのよ.
ローズアダージョ,ロイヤル雑技団に較べたらショボイかもしれないけど,何とかこらえてました.それより「東フィル大丈夫かよ?」金管がヨレヨレ.
皆さんマイムがうまい.
さて,二幕になるとデジレ王子登場.背が高い!細い!顔小さい!正真正銘の王子様.
Vnの間奏曲はオーロラが目覚めた後のPDDに変更.バランシン?でも綺麗.
休憩
さて,終幕はキラキラのGPDD.最近ロシア系のバレエ団の「眠り」ばかり見てたからお魚のポーズを見てなかったけど,振り付けがロイヤル・バレエ系ですから,思い切りお魚です.
オーロラ目覚め後の衣装がナポレオン時代っぽいけど,このシーンをロココにする事が多いのはアポテオーズが「ルイ14世万歳」(ロッシーニの「ランスへの旅」にも使われている)だからなのよね.
まーとにかく,ここ数年で一番楽しめたプログラムでした.

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