2016年1月22日金曜日

の・ようなもの のようなもの☆☆☆☆☆

2016年1月22日 の・ようなもの のようなもの☆☆☆☆☆

森田芳光のデビュー作「の・ようなもの」の後日談.森田監督の遺作「僕達急行A列車で行こう」と同じく,とにかく優しい作品です.
森田芳光は,日芸の落研に入ったものの,当時の先輩,高田文夫に「落語のセンスが無い」と言われて落語の道を諦め,映画監督になった.その高田文夫との思い出話のようなものが「の・ようなもの」
あれから35年,出船亭志ん魚は13年前に師匠が志ん扇が亡くなった後に出奔,行方知れずになる.兄弟子の志ん米は一門を率いているが,パトロンの斎藤会長の支援がなければやっていけない弱小な一門.師匠の13回忌落語会に,会長は「志ん魚の出演,演目は志ん魚の新作「出目金」」を希望.志ん米の内弟子志ん田が志ん魚を探す大役を仰せ付かる.
で,谷中で志ん魚を見つけて交渉するも,「師匠と一緒に落語も灰なった」と断る.
結局志ん魚の代わりに志ん田が「出目金」を口演することになるが・・・・・
エンドクレジットの歌は「の・ようなもの」で尾藤イサオが歌った曲だそうです.
カメオ出演がとんでもなく豪華です.主役の松山ケンイチ夫人,小雪も「わたしが出すわ」で主演していたのですが・・・
ほんのり涙が出ます.悲しい映画ではありません.暖かい映画です.

北関東の田舎町のシネコンで360席ある劇場で,一人で貸切鑑賞でした.

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