2016年9月19日月曜日

怒り

2016年9月19日 怒り ☆☆☆☆

住宅地で殺された夫婦,壁には「怒」の血文字.犯人は逃走.指名手配.そして一年.
東京,千葉,沖縄に似ている男が現れる.
東京の男はハッテン場で男に誘われそのまま同棲.千葉の男は漁港で時給800円のバイト,沖縄の男は無人島でこっそり生活.
世田谷殺人事件と市橋達也事件を足して二で割ったような事件.
三人の謎の男達はそれぞれに怪しいし,似ている.ところが映画は三人の生活も殺人事件も全く互いに絡まずに進む.そして最後の最後に「怒」の文字が・・・・・
初めて綾野剛が愛おしく感じられました.チョイ役の高畑充希も非常にいい演技です.
ハッテン場の描写もよくできてますが「あんないい男だらけのハッテン場ありません」から.
妻夫木と綾野剛のセックスシーン,ま,経験がないからしょうがないとは思うけど,ネットにいくらでもエロ動画が上がっているのだから,もう少し勉強せい?かな.
吉田修一作品に出てくる女性は尽く頭が弱くてお股が緩く,見ててイライラするタイプが多いのですが,この作品の女性も「バカ」で「股が緩い」です.ま,最初の殺人の理由もDQNなんですが.
沖縄の少年役,佐久本宝クンの演技がすごいです.
音楽凄いと思ったら坂本龍一でした.

0 件のコメント: